卒業式、入学式シーズン2017年03月10日

 地元中学校の卒業式に民生児童委員として参列した。今月、来月と中学校、小学校の卒業式と入学式が続く。その皮きりの卒業式だった。
 9時半から11時半までの式典が型通りに執り行われた。なんといってもメインは卒業生ひとりひとりに校長から手渡しされる卒業証書授与である。ちなみに昨今は卒業式とは言わない。卒業証書授与式なのである。5クラスある1組の名簿順筆頭の生徒に授与される時だけ証書の書面が読み上げられる。今回初めて気づいたが、冒頭に証書番号八千七百なにがしが告げられた。今回70回目の卒業式である。開校以来8700人余りが卒業し通し番号でひとり一人に固有の番号が記された証書が渡された。
 50人近い例年になく多数の来賓が参列した。参列した来賓全員の肩書と氏名が紹介される。これがあるかことが参列の動機づけになっている。民生委員の担当エリアの保護者も参列している。ちゃんと出席してますよという暗黙のメッセージでもある。
 終盤に卒業生代表の女生徒が答辞を朗読した。なかなかの名分だった。おそらく何時間もかけて練り上げた文章なのだろう。随所になるほどと思わせる思い出の場面が込められている。
 様式化された中に適度な緊張感と共感を盛り込んで式典が終わった。