リバースモーゲージ・・・老後生活の選択肢2017年05月23日

 地域の同年代の知人から相談された。奥さんの急な病による入院・療養生活で予想外の出費が重なった。自分なりに老後の生活設計は立てていたがそれを超える貯金取り崩しの事態に狼狽している。リバースモーゲージの情報を得て金融機関に相談したが、持ち家の戸建住宅は奥さんとの共同名義となっているためハードルが高い。こうした経済的な事情をクリアできる手だては他にないだろうか、といった相談だった。
 老後の生活設計については私も余命期間を折り込んだ収支見込をたてている。とはいえ夫婦いずれかまたは双方が認知症等の長期療養を要する事態までは折り込んでいない。知人の相談は他人事ではないと思った。リバースモーゲージの大まかな知識はあったが本格的な勉強はしていない。
 すぐにネット検索してそのアウトラインの情報を得た。https://p-kaigo.jp/guide/reversemortgage/ 端的に言えば「持ち家(自宅)を担保として銀行や自治体から融資を受けて、借りたお金は死亡時に自宅を売却することで一括返済する仕組み」ということのようだ。対象となる持家は「自己所有の都市部の土地付き戸建て住宅」と、ある程度限定されるようだ。いずれにしろ予想外の事態で老後生活が危機に瀕した時の有力な選択肢になりそうだ。
 超高齢社会に突入し、老後破産、老人漂流社会が現実味を帯びてきた。福祉ネットの課題のひとつに高齢世帯の家計問題も今後の検討課題になりそうだ。民生委員としても情報提供のひとつの分野になるかもしれない。リバースモーゲージについて今少し勉強しておきたい。

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