第3回福祉フォーラム「在宅ケアと地域支援」2017年09月03日

 山口ホールで第3回福祉フォーラムを福祉ネットと地区社協共催で開催した。会場いっぱいに並べられたテーブル席は88名もの参加者で埋められた。
 過去2回は福祉ネットの総会とセットで開催した。構成組織からなる代議員やアドバーザー、オブザーバー等の参加がベースになるため参加者数の懸念は少なかった。ところが福祉ネット関係者中心で地域住民の一般参加は少なかった。その時々の福祉課題をテーマに地域での問題意識の共有が趣旨である。福祉ネットの総会の在り方についても折角年一回、関係者の集う場であり、総会後には交流の場が必要ではないかという意見もあった。そこで福祉ネット総会と福祉フォーラムを分離、今回は独立したフォーラムとして開催した。
 そんな背景もあって、果たしてどれほどの参加者があるかが大きな懸念材料だった。事前に電話やメールで参加打診を行いなんとか80名前後の参加が見込めたものの当日の実際の参加は尚不安を残していた。そんな経過での88名の参加者は予想以上の結果と言える。
 今回のテーマは「在宅ケアと地域支援」である。西宮市内の開業医で15年に及ぶ訪問診療の実績のある川崎医師に講師をお願いした。参加者の多くは差し迫った在宅介護という現実を少しでも学んでおきたいという気持があったと思われる。テーマのタイムリーさも参加数の背景にあったようだ。