遊歩道いっぱいの銀杏の実2017年10月17日

 早朝ウォーキングのコースを有馬川緑道を南に辿るコースに変更して久しい。変更直後の5時半頃の散歩道は真夏の明るい視界と爽やかな冷気に包まれていた。同じ時刻の散歩道は今や街灯の灯りを頼りに肌寒さに身を縮めながら歩く季節になっている。
 このコースのこの時期に最初に出会う深秋の風物詩がある。下山口会館の有馬川緑道沿いに立つイチョウの樹がもたらす風景である。葉っぱこそまだ色づいていないものの落下したギンナンの実が歩道いっぱいに転がっている。既に数日前から地元の愛好家がせっせと拾い集めている姿を何度も見かけた。それでも尚次から次に落下する。避けてとれなかった実を踏んづけた感触がスニーカーの底から伝わってくる。時には落下した実が体に当たることさえある。
 コース変更して季節の移ろいを肌で感じられるようになった。