介護施設デイサービス事業の運営推進会議2017年10月24日

 地元の特別養護老人ホームのデイサービス事業推進会議の委員を依頼され、2回目の会議に参加した。デイサービスの利用者、利用者家族、地域住民代表(私)、近隣の介護施設代表者、権利擁護支援者、施設側の施設長と担当者の8名が委員である。
 今回は、施設で提供されている通常を食事を委員自身にも試食してもらうということで食事を挟んでの会議となった。こんな機会でないと施設の食事は味わえない。民生委員の高齢者調査の訪問時に利用者家族からこの施設の食事は美味しいという話題を聞いていた。そうした声も報告しながら骨抜き鯖煮メインの昼食を味わった。施設を利用するようになった環境下では食事の良否は利用者の大きな関心事である。
 会議では施設側からデイサービス事業の上半期の利用状況等の報告、同時期のイベント食の紹介、利用者アンケートの報告があった。
 施設側の報告中心の会議の進め方について問題提起した。委員たちに事業の実態を知ってほしいという趣旨も理解できるが、地域や利用者の側からの施設や事業への要望や質問を聞き取ることもこの会議の趣旨ではないか。そのためにも事業報告はできるだけ簡潔にし、出席委員全員から毎回質問や意見を聞き取る時間を設けるべきと思う。デイサービス事業は在宅ケアと施設をつなぐ貴重な接点であり、スタッフは地域住民である利用者や家族との窓口だ。在宅で認知症発症者の介護をする家族にとってデイサービス事業は救いであり頼みの綱でもある。そんな立場から利用者や介護者と地域とをつなぐ役割もこうした会議を通じて担ってもらいたいという想いを伝えた。
 住民サイドからの想定外の意見に施設側の戸惑いが見て取れた。それでも施設長の「この会議にはそうした点も本来の趣旨のひとつであり今後の運営に反映させたい」との発言があった。今後に期待したい。

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