金子みすゞ「みんなちがって、みんないい」2018年02月05日

 市の広報紙の記事の中に気になる言葉を見つけた。多文化共生社会についてのある大学の先生の寄稿文の標題だった。『みんなちがって、みんないい』。私の今の心情に訴える言葉だった。ネット検索で以下のことを知った。
 詩人・金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」という次の詩の一節である。『わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、とべる小鳥はわたしのように、地面(じべた)をはやくは走れない。 わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、あの鳴るすずはわたしのように  たくさんのうたは知らないよ。すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。』
  高齢者の五人に一人が認知症という時代がやってくる。認知症が特別な事でなく日常生活の一コマとなる日が遠くない。認知症発症者をあるがままに受け入れる地域づくりが求めらる。同じように高齢者も障がい者も介護者も子育て世代もあるがままに地域で生涯を暮らせる町づくりが必要だ。違いを違いとして認めながらあるがままに受け入れ共に暮らせる町、多様性を認め合い包み込む町である。その根底にあるのが「みんなちがって、みんないい」ということではないか。

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