有馬ホールの認知症サポート劇2018年03月25日

 今年もありまホールで北神医療介護サポートセンターの地域住民向けフォーラムが開催された。センターに所属する医療介護の関係者による素人劇である。今回は「裕次郎さん、認知症サポーターになる!」をテーマにした認知症サポートの解説劇だ。
 15時開演のホール前に14時半過ぎに到着したが、既に大勢の観客が列をなしている。前回好評だったことあり、身近な医療や介護関係者の素人劇が予想以上に関心を呼んでいる。
 三幕5場の2時間余りの上演だった。60人ほどの出演者に加えて20人以上の製作スタッフが参加している。これだけでもこのイベントの凄さが窺える。観客へのアナウンス以上に北神地区の関係者間の絆の強さを育んでいるに違いない。
 劇の内容自体は私も承知しているごく一般的なものだった。劇という媒体で認知症サポートをアナウンスするのだから可能な限り平易な表現になるのは当然だろう。脚本はそうした意図を汲んで分かりやすくギャグを織り交ぜたなかなかの出来栄えだった。出演者たちがせりふを覚えきらずにメモを片手に演じる様も良しとしよう。誰もがおっかなびっくりに認知症という未知の世界と向き合うのだから。
 素人集団の未知との遭遇に果敢にチャレンジする姿に拍手した。

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