全国民児亊連発行「相談活動事例集(第3集・子育て支援)」2018年06月09日

 地区民児協定例会で、ある冊子が配られた。定例会ではしばしば民生委員向けの冊子が配られるが、その多くはざっと目を通して資源ゴミ分別用の紙バックに納まっている。お役所風の紋切り型の紙面が多く、じっくり読もうという意欲が湧かない。
 ところが今回配布の全国民生委員児童委員会連合会発行の冊子「相談支援活動のヒント集(第3集 子ども・子育ての支援)」は珍しく一味違う民生委員にとって役立つ冊子だった。
  A5版の36頁の小冊子である。「児童虐待や子どもの貧困など、子どもや子育てへの支援」について民生委員・児童委員への13の相談事例を中心に分かりやすく紹介されている。例えば「近隣住民からの児童虐待の連絡があった場合の事例」では、「対応の基本的考え方」で児童虐待防止法で規定する虐待の種類(身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待)が解説され、相談を受けた場合はすみやかに児童相談所や福祉事務所に通告するよう求められている。また最寄りの児童相談所につながる全国共通ダイヤル「189」を相談者に伝えることも紹介されている。各事例毎に「キーワード、ワンヒント」欄が設けられ、この事例では「189(いち早く)」の詳細が掲載されている。
 福祉ネットでは新年度から事業目的に「子育て支援」を追加する。多面的な子育て支援に関わる基礎知識を得る上でも格好の資料だった。

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