JAのなんばグランド花月観劇と黒門市場散策ツアー2018年06月29日

 JA兵庫六甲に年金口座を持っている。その年金受給者対象のバスツアーの案内があった。行先はなんばグランド花月の観劇と黒門市場のショッピングで、お弁当の昼食付き6500円というお手軽ツアーである。早速、ご近所のご夫婦と一緒に申込んだ。
 ツアー当日の朝9時、住宅街のコミセン前をツアーバスが出発した。なんばグランド花月近くの車道でバスを降り歩いて数分の劇場前に到着。10時20分にはバス2台56名の参加者が添乗員からチケットとお弁当を受取って開場した劇場に入場した。渡されたチケット番号G14は1階席の前から7列目中央の絶好の観劇席だった。
 11時の開演前に若手芸人たちのショーを観た後、いよいよ開演を迎えた。11時から12時半までの前半は、5組の漫才と各1組の落語、ジャグリング、コントが演じられた。漫才では海原やすよともこを筆頭に若手のアインシュタインが楽しめた。ベテラン勢ではのWヤングが頑張っていると思えたが、大木こだまひびきのマンネリ感と中田カウス・ボタンの嫌味な芸風に眠気を誘われた。若手パフォーマーのもりやすバンバンビガロのジャグリングや桂小枝の落語もなかなかのもので楽しめた。坂田利夫メインのコントは笑えないギャグ乱発のスタイルで退屈だった。
 前半終了後の休憩中にプラスチックの専用弁当箱「吉本大笑い弁当」に盛り付けられたお弁当を食べた。芸人たちの似顔絵をあしらった弁当箱がウリの平凡な料理だった。
 後半の45分は6人の座長がプロデュースした喜劇を毎週交替で演じる吉本新喜劇である。今回の座長はおかっぱ頭のメガネ巨乳で大阪のおばちゃんイメージの「すっちー」だった。池乃めだかも出演する「すち子の、夢を叶えるギター」という喜劇だったが、ギャグ中心のドタバタ劇自体に馴染めないこともありイマイチ楽しめなかった。
 NGKから歩いて数分の黒門市場を散策した。鮮魚店を中心に青果店や精肉店など約150店が軒を連ねる「大阪の台所」である。最近はコロッケ、から揚げ、焼き魚、寿司、お造りなどが店頭で味わえる食べ歩きが人気の観光スポットに変貌している。実際に南北のアーケードをアジア系の外国人を中心に大勢の観光客が闊歩している。食べ歩きのメニューをみると総じて高い。財布の紐が緩い観光客相手の書かう設定が透けてみえる。50分ばかりの散策時間を持て余し、休憩スポットで500円アイスを食べながら時間を潰した。
 15時10分の集合時間を待ってバスに乗り込み帰路についた。16時には住宅街の出発地に到着し、リーズナブルなお手軽ツアーを終えた。