南紀勝浦と白浜アドベンチャーワールド(二日目)2018年07月25日

 勝浦温泉のホテル浦島の6階の部屋で朝5時過ぎに目覚めた。窓越しに太平洋の水平線から顔を出したばかりの朝日を眺めた。同じ頃に目覚めた同室者二人と一緒に本館にある最大の洞窟温泉・忘帰洞に出かけた。巨大ホテル内を数分歩いてようやく到着。浴室を入ったところで二つに分かれた洞窟があり細長い湯舟が奥に向かっている。最先端の湯舟からは太平洋の海原が見渡せる。
 部屋に戻り朝食までの時間を山上館の南に広がる狼煙山遊園の散策に出かけた。本館ロビーの奥にある全長154mのエスカレーター二基を乗り継いで山上館手前の通用口から遊歩道に出る。赤い鳥居の先にある浦島稲荷神社に参拝し狼煙山と呼ばれる岬の展望台に出た。展望台の眼下に岬の細長い先端が太平洋に突き出ている。その先には「紀の松島」と呼ばれる島々の絶景が拡がっていた。
 日昇館のレストランでバイキングの朝食を済ませて8時15分にホテルを出て送迎船に乗船した。9時半過ぎに本州最南端の潮岬観光タワーに到着した。太平洋の水平線をバックに集合写真を撮り、本州最南端訪問証明書を渡された。
 潮岬を半島に沿って北西に進み白浜とれとれ市場に着いた。西日本最大級の海鮮マーケットである。広大な倉庫のような建物にフードコート、酒、塩干、活魚、鮮魚、梅、菓子などの店が軒を連ねる。このお土産調達の絶好の場でタラコ、ちりめん、クジラのハムなど自分用の土産を始め花ちゃん用のおせんべいやオレンジゼリーなどを調達した。市場の二階で昼食をとった後、すぐ近くの最後のスポット・アドベンチャーワールドに向かった。
 マリンワールド、サファリワールド、パンダ館、遊園地等からなるテーマパークである。何度も来たという知人のガイドで効率よく回った。まずサファリワールドの10両連結の乗り物ケニア号で草食動物や肉食動物を間近に見て回る。とはいえ草食動物たちは元気に行動しているが肉食動物は暑さの中でぐったり寝そべっている。続いてパンダ館で愛らしいパンダを間近に眺め最後にマリンワールドのイルカショーを楽しんだ。圧巻は何といってもイルカショーだった。何匹もの大小のイルカを若い男女7人の飼育員たちが数々のショーを演じさせてくれる。二頭のイルカの鼻先で立って見せたり、ジャンプしたイルカの鼻先から更に飼育員がジャンプする。10匹以上のイルカたちが交差しながら飛び交ったりスプラッシュと称して水槽から尾びれで観客席に向かって水しぶきを掛けたりする。子どもたちだけでなく大人たちも大興奮である。
 3時過ぎに出発したバスは予定より15分ほど早く山口に到着した。家内の迎えのマイカーで帰宅し、7時前にはFaceTimeで花ちゃんにパンダやイルカショーの報告をした。