白内障手術の顛末記2018年08月10日

 いよいよ白内障手術の日がやってきた。手術に伴う各種の同意書や1週間前から1日4回点眼中の点眼薬やフェイスタオル等の持参物を準備した。11時20分に家内の運転する車で神戸市北区の真星病院の眼科を訪ねた。滞在中の花ちゃんも同伴したがばあちゃんと一緒にいったん帰宅した。
 すぐに手術前の瞳孔を開く点眼が始まった。20分おきに4回に渡って点眼する。12時半には持ち物全てをロッカーに預け手術用ガウン姿で診察室の片隅で点滴が始まった。手術が終わるまで続けられる抗生物質の点滴だ。1時10分頃に車椅子に乗せられて5階の手術室に向った。
 紫色の手術着姿の医師や看護師たちが立まわっている手術室には
理容椅子のような手術椅子が4台ばかり並んでいた。その1台に座り椅子が倒された。執刀医が「それでは始めます」と告げ、看護士が心電図などの検査機の端末を身体につなぐ。いよいよ始まった。否応なく緊張感が襲ってくる。
 今回の手術対象の左目がテープのような器具で開いたまま固定される。「麻酔をしますね~」という声と同時に左目にたっぷり液体が注がれる。開いたままの視界にはピンクの二つの光とぼんやりした天井風景が浮かんでいる。何やら眼球に異物が入り込み揺れ動く視界の中を徘徊している雰囲気が続いているが、痛みはない。ただ何とも言えない気持ちの悪さに包まれる。ひたすら「早く終わってくれ!」と祈るばかりだ。「もうレンズも交換して後は安定させるだけですから」という執刀医の声に救われた。最後に左眼がガーぜとテープと眼帯で保護されて手術が終わった。
 車椅子で眼科診察室に向かう。看護士に時間を聞くと「1時半です」とのこと。予定通り10分余りの手術だったようだ。診察室で血圧を計り点滴を外してロッカー処理を済ませて待合室に戻る。清算書を受け取り会計窓口に向かった。1時半の約束通り家内と花ちゃんが会計前待合室で待っていた。家内に会計を任せ、ほどなくやってきた娘とも合流し無事に帰宅した。
 以上、初めての白内障手術の顛末記である。2週間後には右目の同じ手術が待っている。

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