白内障手術後二日目の驚異の風景2018年08月11日

 昨日、左眼の白内障手術をした。麻酔が切れた時に痛みが出るかと思ったが特に痛みもない。ただ日常生活の不便さはやむを得ない。何せ左眼を大きな眼帯で覆われた右眼だけの生活なのだ。左右の感覚や奥行き感がずれている。加えて飲酒禁止も辛い。ネットで調べると眼帯生活と禁酒生活は一週間程度続くようだ。
 今朝8時前に術後の経過観察のため家内運転の車で病院を訪ねた。待合室で看護士さんに眼帯を取ってもらった。恐る恐る左眼を開けてみる。驚異的な視界が広がった。あらゆる風景がくっきりした輪郭で鮮やかに目に入る。これぞ手術の成果なのだろう。思いついてスマホのニュースサイトを見てみた。こちらも近景の視力を維持している右眼のお蔭でくっきりと見えている。試しに右眼を手で覆って左眼だけで見てみると遠景優先の挿入レンズは当然ながら近景画面はぼやけている。この事態にふと思い立った。果たして2週間後の右眼の手術は必要なのか。遠近共にくっきり見えている今がベストではないか。
 診察室で術後の経過診察を受けた。眼圧検査や眼球検査の結果は「順調です」とのこと。一週間後の再診と右眼手術の準備を告げられた時、思い切って打診した。「実は今が遠近ともによく見えてベストな状態です。予約の右眼手術のキャンセルは可能ですか」「いつかは右眼も手術が必要でしょうが、同時に手術が必要ではなく、本人の選択次第です。一週間後の再診で最終決定しましょう」とのこと。ついでに同席の家内が「お酒はまだ駄目ですね」と念押しするように尋ねた。「眼の手術と飲酒は関係ありませんので特に控える必要はありません」。ヤッタ~。そっちもOKなんや。
 診察室を出て待合室で看護師から点眼や生活上の注意を聞いた。眼帯は就寝中だけで日中は不要とのこと。それなら日常生活の不便は殆どない。会計を済ませ帰路の車中で家内と話し合った。「手術後の交換レンズの機能も年数を経て徐々に衰えることもあるようだ。右目手術を遅らせることで結果的にながく視力を維持できる」。家内も賛同し、来週の再診時の方針が決まった。
 自宅に戻り、早速デスクでPC作業をやってみた。こころなしか以前よりもくっきり見える気がする。眼鏡なしでは見られなかった3mばかり離れたテレビ画面も裸眼で驚くばかりの鮮やかさで見えるようになった。視力の驚異的回復、日常生活の不便さの回避、右眼手術の延期の効用等、初めての白内障手術は目下のところ極めて順調な成果をもたらしている。

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