親の終活を息子と話し合った2018年08月17日

 昨日の昼過ぎに帰省中の息子がUターンした。息子の嫁は実家の帰省で一足先に戻っている。最後の食事となる昼食を我が家の食卓で両親と囲んだ。久々の親子三人水入らずの食卓だった。
 めったにないいい機会だった。両親の終活について話しておこうと思った。終活全般はエンディングノートのソフトに入力済みであることを伝えた。リタイヤ後に我が家に戻るという選択肢について確かめた。墓や墓参りについての気持を聞いた。親の介護に関わる可能性について話をした。
 親の介護についての話題が中心になった。いずれかが介護が必要になっても片方が介護できればまだ何とかできる。問題はどちらかに先立たれ独居生活になってからだ。健在であるうちはまだよいが認知症等で日常生活に支障が出てきだした時にどうするか。2025年問題に象徴されるように施設入所のハードルは高く、在宅介護が避けがたい。いやおうなく子どもとしてのサポートも考えざるを得ない事態もでてくる。
 ご近所さんの個別ケア会議での経験が念頭にあった。認知症発症の高齢独居の男性の事例である。ケアマネさん中心に介護、看護、デイサービス関係者、ご近所さん、民生委員たちが息子さんをまじえてご本人の地域支援を話し合った。その際に大切なのは家族としての姿勢である。日常的なサポートはできなくとも、地域支援をお願いする前提にいざという時の関わりを覚悟する姿勢が必要だ。
 いずれ話し合わなければならないテーマであるものの、どちらかと言えば先送りしがちなテーマでっもある。お盆の帰省というイベントはそうした避けがたい話題も含めて「家族の絆」を考える機会でもある。

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