地区社協の賃貸集合住宅のアプローチ2018年09月02日

 地区社協の新たな取組みに着手した。「敬老のつどい」を中止して、これに代えて75歳以上の高齢者宅への「敬老お祝い訪問」を実施することにした。高齢化の急激な進展に対応して敬老取組みの軸足を元気なお年寄りから元気がなくなったお年寄りにシフトさせたものだ。訪問希望者を募る全戸配布のアンケートを実態し、希望者宅に9月下旬には敬老お祝いの赤飯パックをお届けする予定だ。
 この取組みは、赤飯をお届けすることが主たる目的ではない。お年寄り宅の訪問を通した地区社協としての地域の見守り活動の仕組みづくりである。
 地区社協としてのこの組織的な訪問活動を実施するにあたって難題があった。地区社協の対象エリアの多くは持家戸建住宅である。ただ構成する二つの地区の一方には半数以上の戸数の賃貸集合住宅がある。その多くは自治会非加入であり、地区社協も従来年一回の広報紙を配布する位しか対応できていなかった。もとより地区社協の対象者は自治会加入の有無に関わらない全住民である。
 今回の敬老訪問に当たって何とかとっかかりをつけたいと思った。地区内には比較的まとまった戸数の市営住宅が二棟ある。担当の民生委員さんに同行して初めて訪ねた。全戸配布の敬老訪問に応募して頂いた唯一の方にお会いできた。立ち話を通じて様々な情報が得られた。道のりはまだまだ遠いが、地区社協として初めて賃貸集合住宅のアプローチを行えたと思った。