敬老訪問アンケートの予想以上の回収結果2018年09月11日

 地区社協の従来の「敬老のつどい」に代わる新たな取組み「敬老お祝い訪問事業」が前半の山場を越えた。75歳以上のお宅を訪問してお祝いの赤飯パックをお届けしようという事業だ。訪問を通じた見守り活動着手の趣旨もある。
 訪問のためには対象者の住所、氏名、年齢の特定化が必要だ。もちろん地区社協にそうしたデータはないし、行政の情報提供も個人情報保護の観点から望めない。そのためまずお祝い訪問を希望するか否かの全戸配布のアンケートを実施した。希望者には回答の社協BOXへの投函をお願いした。当然ながら対象者任せのアンケート投函には限界がある。投函された回答は対象者の20%程度だった。
 そこで第2弾として地区社協役員が丁目別に分担して対象者宅を訪問しアンケート回答をお願いした。幸いこれまでの社協活動を通じて限られてはいるが住所、氏名、年齢を把握できる情報がある。これに加えて担当者個人の情報をもとに訪問した。
 その結果、約800名の対象者の約60%の回答が得られた。これは当初の想定以上の結果だと思えた。せいぜい30~40%程度の回収ではないかと思っていたから。回収された500名近いアンケートでの住所、年齢、世帯状況(独居か否か)のデータは今後の地区社協活動の貴重な基礎資料になる。エクセルデータとして入力した情報は関数を活用して様々な並べ替えや加工集計が可能である。75歳以上を対象としたふれあい食事会の個別ポスティングが可能になる。独居者の特定は災害時の安否確認の最優先情報として活用が可能になる。
 もちろん初めての取組みで幾つかの問題点や課題も明らかになった。それらに丁寧に対応しながら高齢者に個別に寄り添えるきめ細かな環境づくりをめざしたい。

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