セレモニーホールの福祉セミナー2018年10月16日

 会員であるセレモニーホールの担当者から案内があり、会席料理付のセミナーに家内と一緒に参加した。10時半からのセミナーに22名の参加者があった。
 講師は金仙寺湖畔の寺院の僧侶で介護福祉士との二刀流の50歳の男性だった。「アクティブシニアになろう!」をテーマとした福祉セミナーだった。講師は平日は大阪の宗教法人の本坊で直轄の介護事業を担当し週末に自坊での法要を行うという日常とのこと。そうした背景もあり寺院の介護事業の参入の背景を四天王寺の悲田院、施薬院の事例を紹介しながら解説された。「仏教は究極の介護サービス業」との想いも披露される。幼くして亡くなったダウン症と難病の娘の介護体験が講師の介護事業の原点とのこと。
 講演内容のキーワードは「スマート・エイジング」という点にあった。加齢に抗うアンチ・エイジングでなく「加齢に賢く対処し、個人や社会が知的に成熟する」という考え方のようだ。そのための四つの要素が提案される。運動(有酸素運動と筋力トレーニング)、栄養(朝食の質)、認知(作動記憶トレーニング)、社会性(社会参加と仕事)である。
 12時過ぎから会食となった。二段お重に贅沢な品々があしらわれた美味しい料理だった。同じテーブルには同じ住宅街のお二人のご婦人の同席があった。おひとりは同じ丁目の方で民生委員の高齢者訪問で面識のある方だった。もうひとりは隣の丁目のお一人住まいの方だった。聞いたばかりの介護の話題に花が咲き30分ばかりのひと時を過ごした。