御前崎と掛川城の旅②2018年12月09日

 バイキングの朝食を済ませて9時に出身労組の面々とタクシーで掛川に向った。JR掛川駅の北に聳える掛川城に到着。受付で周遊コースのチケットで入場し天守台までの石段を登る。
 25年前に木造建築で復元された比較的新しい三層の天守閣である。ピカピカに磨かれた急な木造階段を登り切って眼下の市内を展望する。ボランティアガイドさんから天守東側に位置する伝統建築群の解説を聞いた。
 下城して周遊コースに従ってスポットを巡る。風格のある掛川城御殿は数えきれない部屋で構成されその広大さに圧倒される。二の丸美術館は市民美術展開催中でスルー。竹の丸は掛川城の郭の一角で迎賓館の趣きがある。建物西側の手入れの行き届いた枯山水の庭園を鑑賞する。最後に訪れたのは二の丸茶室である。木造平屋建の伝統的な数寄屋造りの建物で、景観と調和した趣のある茶室である。奥の広間に案内されて抹茶の接待を受けた。着物姿の接待役のご婦人と会話を交わしながら静かでゆったりしたひと時を過ごした。
 掛川駅から11時過ぎの新幹線で帰路に着いた。2時半頃には自宅に戻った。旧交を温め、掛川城見学を楽しんだ一泊二日の旅を終えた。