初めて地元の育成センター(学童保育)を訪ねた2018年12月12日

 福祉ネットの取組み課題に今年度から「子育て支援」が追加され、地元小学校のPTA関係者にも役員として参加してもらっている。過去2度ほど役員会で地域の子育て支援について意見交換した。
 そこで明らかになったのは共働きが一般的になった子育て世代にとって最大の悩みは「子どもたちの放課後の居場所探し」ということだった。
 放課後の子どもたちの居場所の最も一般的で貴重な場が学童保育である。西宮市の学童保育は留守家庭児童育成センター(通称「育成センター」)という名称で実施されている。地元の育成センターは市社協が受託しているが、地区社協は運営委員会に委員派遣をしているものの日常的には殆ど関わりはない。地区社協会長である私自身もこれまで一度も育成センターを訪ねたことがなかった。そこで本格的に子育て支援を検討する上でも育成センターの現場を知っておきたいと思った。
 15時半頃に地元小学校の校庭の一角に建つ独立施設の育成センターを訪ねた。小学校の教室風の室内には、いくつもの長方形の座り机が並べられ大勢の子どもたちがノートを開いて宿題に取り掛かっていた。指導員の女性たちがテーブルを巡りながら見守っている。
 入口でスタッフに声を掛けると責任者らしき人に引き合わされた。地区社協会長の立場で来意を告げると、市社協の担当部署に連絡し視察の了承を取ってもらう。その後は責任者らしき人(育成センターには正式には責任者はいないとのこと)にこの育成センターの現状について色々お聞きした。利用者数と増減の傾向、指導員の現状、保護者の意向、今後の定員増減の動向等々。 
 初めて訪ねた育成センターで今まで知らなかった現状を学んだ。