リタイヤオヤジたちの子育て問題への関心2019年03月01日

 ボランティアグループのオヤジ会があった。通算46回目のオヤジ会は8名の参加者だった。事務局からこの町の子育て問題の現状について報告した。
 分譲開始後30数年を経た町の少子高齢化が著しい。ともすれば高齢化に目が向きがちだが少子化の問題点も顕著になってきた。少子化ながら共働き世帯の増加で学童保育のニーズは高い。地区の学童保育(育成センター)は3年次までの保育でほぼ満員である。4年児保育までの延長も課題である。300人近い児童数ながら子ども会加入者は50人前後である。加入に伴う役員分担を忌避したい保護者の意向が亭加入率の背景にある。役員改選期を迎えて子供会の存続そのものが危機に瀕している。共働き世帯にとって子供の放課後の居場所問題も深刻だ。
 平均年齢70歳を超えるオヤジ会参加者にとってなじみの少ないテーマである。それでも報告後の懇談では積極的な発言が相次いだ。育成センターの延長保育や放課後の子どもの居場所問題など地域で積極的に考えるべきといった声が聞かれた。常設型交流拠点の話題にも多世代交流の貴重な場として関心が示された。
 さすがに意識の高いメンバーが多い。オヤジ会という場が前向きな地域世論の形成に繋がればと思う。