山口ふくしフォーラムのバージョンアップ2019年03月07日

 昨年初めて開催された「山口ふくしフォーラム」が今年も山口ホールで開催された。昨年は西宮市と西宮市社協が主催し山口と北六甲台の両地区社協が共催する形だったが、今年は地区社協が主催し、西宮市と西宮市社協が後援に回り、山口地区民生委員児童委員協議会が協力という構成になった。ただ実質的には昨年同様に市社協、とりわけ北部地区の生活支援コーディネーターに企画運営の実務の多くを担ってもらった。
 初めての開催にも関わらず昨年は105名と予想外の参加者が会場を埋めた。そして今年は昨年を大幅に上回る190名もの参加者だった。準備した資料が不足し、駐車場に入りきれずやむなく参加を断念された方もあるという事態まで発生した。
 溢れかえる会場で1時半からフォーラムが始まった。第1部の地域活動発表がスクリーンでのプレゼン形式で行われた。旧地区の老人会のいきいき体操、新興住宅地の自治会&民生・児童委員のふれあい喫茶が報告された。更に市社協の地区コーディネーターから地域の様々な活動事例が報告された。絆まつり、ケアニン上映会、障がい者支援のたけのこクラブのアルキナーレ参加、認知症カフェ・にこにこ丸山カフェオープンなどである。合間にそれぞれの当事者がマイクを握りコメントした。報告の最後には両地区社協の会長から活動報告を行った。
 小休憩を挟んでコーヒーを飲みながら知的障がい疑似体験が行われた。活動報告だけで予定時間を大幅に超過していたためテーブルごとの懇談会は中止となった。
 最後に主催者代表のひとりとして次のような締めくくりの挨拶をした。2回目のフォーラムは二つの点でバージョンアップした。ひとつは参加人数が昨年を大幅に上回り地域フォーラムとしてのニーズと定着を裏付けた。要因のひとつに地区民児協の協力で大勢の民生児童委員と協力員の参加があったことがある。今後の地域福祉活動が民生委員との連携のもとで一層強化されることと思う。二つ目は活動事例の多様さと広がりという点でのレベルアップだ。事例紹介を通じて山口地区全体の相互の繋がりを期待したい。
 大盛況のうちに第2回山口ふくしフォーラムが予定時間を15分オーバーして3時45分に幕を閉じた。