市社協の小地域福祉活動実践発表会2019年03月22日

 市社協主催の小地域福祉活動実践発表会が市役所東館8階大ホールでであった。地区社協の三役等5名が出席した。
 1時半から4時までの2時間半の発表会の前後をオープニング、エンディングという馴染みのないプログラムが飾った。中味は地区社協の役員有志によるアマチュア漫才だった。最初を男性コンビが、最後を女性コンビが素人とは思えないトークで会場を笑いで満たした。
 本番は3部に分かれて第1部を関学の藤井博志教授による「地域活動の見方・楽しみ方」をテーマとしたレクチャー。第2部が中心テーマである6地区の事例発表会で、前半3地区、後半3地区に分かれてそれぞれ3つの事例発表のどれかを参加者が選択して参加するというスタイルだった。第3部が鳴尾東地区の「まちの見守り隊」の活動実践報告を題材にした関係者のパネル討論だった。
 以上の発表会を聞いた感想を整理しておきたい。
①春風地区の「ちょこっと見守り」は地区ボランティアセンターが週1回の相談開設日に担当者を増員して9時30分から11時30分の間、乳幼児の一時預かりを行うというもの。月に1~2回の利用者があり2年を経過して20件余りの利用とのこと。若いママさんの潜在ニーズはあると思えるが我が地区社協ではボラセンでの実践は会場やスタッフ面の事情で難しい。むしろ子育てサロンの時に一緒に預かりサービスも実施するのが現実的に思えた。
②「まちの見守り隊」はどちらかといえば認知症や児童等の街角の見守りが主目的のようだ。お弁当屋さん、コンビニ、カフェ等のお店をネットワーク化してゆるやかな見守りを実現するという点でヒントがあった。認知症サポートべんり帳地区版発行の過程で得られた情報や人脈を一歩進めて具体化できる可能性がある。