有馬川土手道の満開のさくら並木2019年04月08日

 満開のさくらに誘われて有馬川土手道を北に向って三田方面に歩いた。有馬川土手道は天上橋のたもとから隣町の平田地区の境界近くまで延々とさくら並木が続いている。山口町の有数のさくらスポットのひとつである。
 この並木道は中国道、愛宕橋、名来橋によって四つのゾーンに仕切られ、それぞれに独自の景色が展開する。中国道の高架下までは土手道と川の間にさくら並木が続き、中国道を超えると土手道の東側の田圃との境に並木が続く。愛宕橋までは比較的まばらな並木で田圃の風景に沿って開放的な景色が展開する。愛宕橋を超えると土手道の東側は低い丘陵が続き土手道との間を並木が続く。名来橋を過ぎると並木のすき間は密度を増し有馬川に向って土手道を覆うような枝ぶりがさくらトンネルのような雰囲気を醸している。
 土手道を突き当たった地点の東側に抜け道がありその先に美しい田園風景が広がっている筈だった。その景色を期待しながら眺めた先に荒涼とした風景が広がっていた。前回目にしてから2年以上が経っていた。この間に目前の稲田の耕作は放棄されたようだ。ススキやアシや名も知らぬ雑草が繁茂する放棄耕作地に一変していた。
 華やかで心和ませられる満開のさくら並木の先の荒涼とした風景との落差に気落ちしながら土手道を折り返した。