花ちゃんと新しい遊び2019年09月15日

 花ちゃん滞在二日目である。花ちゃんが朝起きてからどこか元気がない。おでこに手を当てた母ちゃんが「熱があるみたいや」と口にした。体温計ではかると37度4分ある。予定していた外出は中止になった。 
 昼食を外食した後、花ちゃんは父ちゃんとお留守番をして、母ちゃんとばあちゃんだけでお買物に出かけた。じいちゃんも地区社協の活動で外出した。
 じいちゃんが帰宅すると、花ちゃんはリビングでぐっすりお昼寝中だった。3時半頃に目を覚ました花ちゃんはすっかり元気になっていた。早速じいちゃん相手に覚えたばかりのゲームをせがんでくる。まずはトランプカードの神経衰弱である。3才の孫娘の勘の良さに舌を巻きながらじいちゃんの完敗。次はオセロゲームである。こちらは二度目の挑戦でまだルールがよく分からない。それでもじいちゃんに教えられながら結構楽しんでいる。最後にじいちゃんの圧倒的な勝を告げられると、途端に悔し涙を流し始めた。負けん気だけは人一倍のようだ。
 最後に帰宅したばあちゃんと母ちゃんの三人で百人一首の絵カードで「ぼうずめくり」をすることになった。これは簡単なルールなのですぐに馴染んでいる。それでも結局最後にばあちゃんが姫カードを引いて圧勝した。この場面でもやっぱり悔しげだった。