季節と人生の移ろい2019年09月26日

 玄関ドアを開けて外気に触れた。ひんやりした肌寒さが身体を包んだ。9月下旬はもう秋真っ只中なのだろう。
 有馬川土手道から稲田を眺めた。刈り入れ前後の田圃がまだらに広がっている。群生する彼岸花の姿もある。季節の移ろいをまざまざと感じさせる風景である。
 ひとりで見慣れた風景を眺めながら歩く早朝散策は、絶好の思索の時間でもある。季節の移ろいが、時の流れを連想させ、人生の移ろいをに思いを及ぼさせた。
 まもなく後期高齢者と呼ばれるよわいを迎える。人生の来し方を巡らせながら残された人生の過し方に想いを巡らせる。一日の始まりにそうしたひと時を過ごせることをありがたいとも思う。