見守りホットラインの対象者への案内2019年10月01日

 今年の民生委員の高齢者実態把握調査をようやく開始した。今回の訪問の大きなテーマに市の「見守りホットライン」の紹介がある。市から提供された対象者向けの資料はA4で4頁もある。これでは70代以上の高齢者への説明は困難だ。そこでA4で一枚に要約したチラシを作成しこれで説明のした上で市の資料を渡すことにした。そんな準備もあって大幅に出足が遅れた。
 担当の高齢者の内ぜひホットラインを紹介したい対象者13軒を選んだ。二日間かけて13軒のお宅を訪問し紹介を終えた。お独り住まいの高齢者11軒(内2軒が男性)、昼間おひとりの高齢女性、障害のある奥さん同居の高齢世帯各1軒である。
 訪問し懇談してみて分かったことがある。対象者の条件のひとつである「慢性疾患や精神不安など、日常生活を営む上で常時見守りが必要な状態にあること」の解釈が難しい。高齢者であれば慢性疾患のひとつや二つは持っている。利用申請する高齢者は見守りが必要と思うから申請するのだろう。それでも書類審査で利用不可の場合もあるのだろうか。
 あるひとり住まいの高齢女性からは、玄関の鍵を電子錠に変えたいと思っているがその場合、業者に預ける鍵はどうなるのかと聞かれた。電子錠そのものを知らなかったので帰宅後ネット検索して調べたら、複数のカードをIDコードで管理するようなのでID登録したカードを渡すことになるようだ。
 その他、気になったのは市の資料には触れられていない利用料金の支払い方法である。銀行口座からの引き落としだと思われるがその手続きはどのようになるのか。お独り住まいの高齢者には気になる点ではあるまいか。

甘酸っぱい香りの小道2019年10月02日

 この時期の散歩道ではいやでも季節の旬の香りに包まれる。金木犀の甘酸っぱい香りである。住宅街とバス通りを結ぶ小道がある。片側には金木犀の並木が続く。濃緑の葉っぱの中に咲いた橙色の金木犀の花は鮮やかなコントラストで印象的な姿を見せてくれる。
 香りと姿で存在感を放つ金木犀もその開花期間は一週間ほどと短命である。

家内の泊りがけ同窓会と安否確認2019年10月03日

 家内が毎年恒例の一泊二日の同窓会旅行で福山市の鞆の浦に出かけた。2月に家内が乳がん手術で10日ばかり入院して以来の2日ばかりの独身生活である。
 出がけに「旅行の行程表をコピーしとこか?」と聞かれた。とっさに「携帯があるから」と答えたが、よく考えたらそれ以上のツールがあった。お互いの携帯にGPS共有のアプリをダウンロードしている。リアルタイムで互いの所在確認ができている。
 行程表コピーから3段階の進歩である。携帯電話で相互の安否が確認できるようになった。携帯電話に出られない事態に遭遇しても更に地図上で所在が確認できる。すごい技術進歩の時代にいる。時々家内の地図上の所在を確認し、周辺の観光スポットと見比べながら楽しんでるようすを想像した。

久々に目にした鮮やかな虹2019年10月04日

 早朝ウォーキングを終えて我が家に向っていた。住宅街に沿って流れている有馬川の側道を歩いていた時だ。正面の北の青空に鮮やかな虹が浮かんでいた。半円の右下の裾野だけの虹だった。色濃くインパクトのある印象的な久々に目にした虹だった。

高齢者実態把握調査で教えられる地域の変化2019年10月05日

 民生委員の高齢者実態把握調査に着手して1週間ばかりたった。180軒ほどの対象世帯の8割方を終えた。
 訪問をしてみてつくづく思ったのは高齢化の進行の実感である。前回以降の死亡者数が増えている。施設入所や病院入院の方も多い。配偶者の認知症気味な症状を懸念する方も多い。在宅介護を余儀なくされている介護者も増えてきた。独居高齢者が増え、家族同居ながら昼間は独居という方も多い。近い将来の自分の介護生活の不安の声もよく聞かされる。
 超高齢社会を象徴する多死社会、認知症、在宅介護といったキーワードが身近なものとして迫ってきた。

地元小学校の運動会2019年10月06日

 地元小学校の運動会に顔をだした。民生委員には毎年案内があり、案内状を受付で渡すことになっている。出欠確認と言えなくもない。
 来賓席には地元の各団体や役職の皆さんが着席する。9時に生徒たちの入場行進で始まった。開会式の後は児童全員によるラジオ体操だ。1年生から6年生まで幅のある子どもたちが勢ぞろいする。1年生のかわいらしさが漂うスポットに目が向いてしまう。来週は孫娘・花ちゃんの保育園の運動会に出かける。目前の1年生とわずか2歳違いである。
 ラジオ体操の後、4年生のリレーがあった。来賓席の前はバトンゾーンである。子どもたちの迫力のあるバトンタッチに思わず力が入った。観戦はここまでだった。10時からは赤い羽根募金でコープの玄関前に立つことになっている。

富士宮市の認知症取組みの実践事例2019年10月09日

 地域ぐるみの認知症取組みで著名な富士宮市の実践事例をお聞きする機会を得た。地区民児協の研修視察として市社協の仲介で富士宮市社協主催の視察研修会を開催して頂いたものだ。
 視察研修前にNHKスペシャルで放送された富士宮市の認知症取組みの番組DVDによる事前学習をした。オランダの福祉担当副大臣を筆頭にした視察の模様も登場する。まさしく世界が注目する認知症取組みのようだ。ただなぜそこまでの取組みができたのかは十分伝わらない。今回の視察でその事情が理解できた。
 研修会では富士宮市の二つの取組み事例が紹介されたが、何といっても前半60分の「地域における居場所について」と題した黒田寄合いサロン代表の外岡準司氏の報告が優れた実践モデルとして参考になった。富士宮市の地域ぐるみの認知症取組みの原動力になった事業モデルが氏の黒田寄り合いサロンの取組みなのだろう。以下は氏の黒田寄合いサロンの取組報告の概要である。
 氏の寄り合いサロンづくりの原点は幼い頃のお年寄りたちの日向ぼっこの輪の中に遊んだ風景にあるようだ。年齢や障害に関わらず認知症になっても地域の誰もが今まで通り仲間として楽しく集える居場所づくりである。
 直接的なきっかけは認知症発症者の地域でのトラブルだった。そこでまず認知症の事を住民が知ることから始め、認知症講座を30回以上開催する。そうして誰もが認知症や障害者に偏見を持たない下地ができてようやく居場所づくりに着手した。居場所とは「心のよりどころとなる関係性」であり、そこに居ることで感じられる安心であり、気が休まる楽しい場所である。そして2013年5月にオープンを迎える。
 サロン運営(毎週木曜、9時30分~11時30分)開催の次のようなポイントが紹介された。①準備(関係機関の手続、会場確保、費用、スタッフ、参加者見込、保険等)②会場は費用のかからない公共施設③運営スタッフは地域住民主体(行政関係者や専門職でなく)で認知症の方に対応できる認知症サポーターやキャラバンメイト等の認知症を理解している人④参加費無料、持ち込み禁止、スタッフ無償、利益を出さず予算内運営※年間予算は自治会援助2万円、社協援助6千円⑤規模(平均参加者20数人、スタッフ10数人⑥送迎は原則なしだが、認知症当事者は介護保険でヘルパー同伴⑦運営の流れ。開始15分:当番挨拶・参加者全員自己紹介・ボケない小唄&ボケます小唄・脳トレ、真ん中90分:おしゃべり(楽しく語らう居場所だから行事やイベントはやらない)、後半15分:認知症予防体操・リハビリ体操
 以上の報告を聞き、以下の感想を持った。①サロンと社協のふれあい喫茶等との棲み分けについて質問したが、基本的にはサロンは認知症カフェとのこと。そのため認知症に理解のある人たちで運営している。②住民主体の運営にこだわることで行政主導の場合の施策の変更でころころ方針が転換することのリスクを排除している③外岡氏という志の高い優れたリーダーが牽引した取組みがもたらした優れた事業モデルである。

富士周遊三拍三日の旅①2019年10月10日

 地域の知人グループと懇親ツアーに出かけた。二泊三日の富士山周遊の旅である。朝8時に山口町を出発し2回のSA休憩を挟んで12時に浜松の昼食会場「鰻のいしかわ」に到着した。ボリュウムたっぷりで芳ばしい鰻重に舌鼓した。
 最初の訪問スポットは大井川川越資料館だった。昔の川越場前に建つ島田市博物館の駐車場で下車し、川越場に繋がる旧東海道を散策しながら川会所跡の資料館に着いた。ボランティアガイドから川越しの値段、肩車や蓮台、人足等の大井川の渡しに関する様々な説明を聞いた。川越資料館からバス数分の蓬莱橋に向った。世界一長い木造歩道橋としてギネス認定された全長897mの橋である。数々の時代劇等の映画のロケ地となった木造橋は江戸時代を思わせる風情を漂わせていた。
 初日の宿泊先の焼津温泉の焼津グランドホテルに17時頃に到着した。対岸に伊豆半島を望む駿河湾に面して建つホテルである。9階のオーシャンビューの部屋からは広大な太平洋が望めたが、生憎の曇り空で見える筈の富士山は雲の中だった。露天風呂に浸かった後18時半からの宴会と二次会のカラオケで過ごして同室者4人と眠りについた。

富士周遊三拍三日の旅②2019年10月11日

 旅の二日目の朝を迎えた。部屋の外の景色は相変わらずの曇り空。今日も富士山の展望は望むべくもない。地元食材中心のバイキングの朝食ではその場で握ってもらえるお握りを味わった。
 8時半にホテルを出発し今日の最初の訪問スポットの白糸の滝に向った。このよく耳にする有名な滝を初めて目にした。幅約150mに渡って湧水する滝の美しさは想像以上だった。これらの滝が流れ落ちたものでなく富士山麓の崖面の各所から湧出した水が幾筋もの流れとなって落ちている。まさしく”白糸の滝”である。売店で珍しい「わさびアイス」を目にした。買って味わてみると本当にワサビのピリ辛感が口の中で広がった。
 道の駅・朝霧高原で小休止し、青木ヶ原の富岳風穴に向った。富士山の噴火で流れ出た溶岩流が生みだした溶岩洞である。狭くて天井の低い洞窟を身をかがめて奥に向う。気温が下がり冷気が漂う。行き止まりにある”天然冷蔵庫”の看板に納得。
 川口湖畔に建つ昼食会場のみはらし亭に到着した。各テーブルの真ん中を溶岩の板が敷かれている。この上でステーキや野菜を焼いて食べる「溶岩ステーキ」がお昼の献立だった。
 昼食後、富士スバルラインを駆って富士山五合目に向った。個人的には2度目の五合目だったが、到着後の景色は最悪だった。雲間の富士山の正体は現地では10m先もかすんで見える濃霧そのものだった。早々に切り上げて次のスポット・忍野八海に向った。
 名前だけは耳にしたことのあるこのスポットの実態は、山梨県忍野村にある富士山の雪解け水が生みだす湧泉群だった。水車や茅葺家が建ち並ぶ風情のある一帯にいくつもの湧水の池が散在する。池の水はどこまでも透明で中にはコバルトブルーの美しい色彩を帯びているものもある。忍野八海から15分ほどの二日目の宿泊地・富士山温泉に到着した。

富士周遊三拍三日の旅③2019年10月12日

 富士山の北東山麓に建つホテル鐘山苑(かなやまえん)はひときわ大きく豪華なホテルだった。到着後、抹茶の接待がありその後、入浴を済ませ6時からの宴席に臨んだ。宴会後、8時半からホテル従業員による太鼓演奏を楽しんだ。男性6人の迫力ある太鼓の響きは素人離れした見事なものだった。演奏に続いてホテル主催のビンゴゲーム大会があったが、くじにはトント縁のない人生を再確認しながら部屋に戻って眠りに着いた。
 三日目の朝、このホテルのウリでもある屋上展望露天風呂に出かけた。大空の下に浮かぶ露天風呂は真正面に雄大な富士山が望める筈だったが、ここでもそれはむなしい夢だった。辛うじて一瞬の富士の稜線を垣間見ただけだった。驚いたのはこの露天風呂には洗い場がないことだ。富士山展望のためだけの露天風呂だったのか。朝風呂を終えてホテルの広くて立派な庭園を散策した。散策の後、朝食バイキングを済ませてホテルを後にした。
 富士宮市の浅間(せんげん)神社を参拝した。駿河国一宮にして全国の浅間神社の総本社である。富士山の湧水で満たされている境内の湧玉池は国の天然記念物である。神社からすぐ近くの「しほ川」という料理店で釜めし御膳の昼食をとった。添えられたまぐろの刺身が絶品だった。
 昼食後、帰路についた。初日に訪れた焼津に途中下車して焼津魚センターに立ち寄った。広大な敷地の市場に70店舗の店が軒を並べる。地元で水揚げされた魚介類をはじめとした水産物が所狭しと並んでいる。鮭とば、明太子、シラスふりかけ、えびせんなどのお土産を買いこんだ。その後は2回の小休憩を取りながら一路山口に向った。出発地点には8時前に到着し、家内の待つマイカーに乗り込んだ。