奥さんが認知症になった知人へ2019年10月18日

 知人から奥さんが認知症になったという情報を聞いた。ここ何年かの間に民生委員や地区社協・福祉ネットの活動を通して認知症についての様々な情報を吸収し知識を学び支援に関わった。その結果、人一倍認知症ケアについは詳しいという自負がある。そんなことから知人に私からどんな助言ができるだろうかと思った。専門職や行政機関の立場とは違った地域住民の立場での助言が可能ではないかとも思えた。以下はそんな想いでの知人へのの架空メールである。

 『奥さんが認知症とのこと、不安とご心労をお察しします。私なりの経験から幾つかの情報を提供させて頂きます。
 まずはものわすれ外来等の専門医のいる医療機関での正確な診断が必要です。認知症には大きく分けてアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症等の4種類があり、それぞれに症状や処方が異なるからです。
 認知症状の確定後は地域包括支援センターで相談して下さい。介護認定の可否や手続、認知症ケア等の必要な情報が得られます。
 他方でご本人の関わりの多いご近所さんや老人会等での認知症発症の情報をオープンにされることをお薦めします。ご本人に不可解な言動がみられる場合、周囲から不審がられたり非難されたりされることで追い詰められ、一層症状を悪化させます。周囲の暖かい包み込む姿勢での前向きな支援が欠かせません。
 ご家族の認知症についての正しい知識や情報の積極的な吸収も必要です。地域の認知症関係の講座や認知症サポーター養成講座にもぜひご参加ください。また認知症カフェでは当事者と介護家族の交流の場でもあり専門職も参加していますのでご本人と一緒にお出かけください。ご本人だけでなく心労の多いご家族にとっても有意義な経験交流ができ同じ境遇の者どうしの励ましと息抜きの場になる筈です。
 以上、既にご承知の事や実施されていることもあるかと思いますが、参考までに情報を提供させて頂きました。』