地区運動会の在り方は?2019年10月21日

 地元小学校の校庭で地域のスポーツクラブ21が主催する地区運動会が開催された。今回で19回目ということだが、これまで一度も参加したことがない。今年は主催者のSC21による実行委員会が設置され地区社協も派遣したこともあり、運動会にも来賓主出席した。所用があり開会から1時間余りの参加だったが、地区運動会の概要がおおよそ把握できた。
 SC21の対象エリアは小学校区であり、校区内の6自治会と青愛協、地区社協が共催組織である。ただ来賓席には共催組織の代表は青愛協、地区社協のみで自治会代表者の姿はない。競技は規模の大小がある6自治会を四つに再編成したチームの対抗戦である。12時の開会式直後のアトラクション(今回は山口子ども太鼓クラブ)を皮切りに16の競技と閉会式が17時まで5時間に渡って実施される。
 少子高齢化の進行に伴い年々参加者は減少しているようだ。今回は不明ながら昨年の参加者数は386名と記録されている。出場者の主体はSC21に所属する各運動クラブのメンバーである。クラブは小学生対象の野球、サッカー、バスケット、バレーボールと一般対象のバレーボール、ソフトボール、卓球、バトミントン、クォーターテニス、吹矢の10クラブある。運動会はこれらのクラブの年に一度の交流の場という側面も持つようだ。
 今回初めて設置された実行委員会では、地区運動会自体の在り方についても様々な意見が交わされたようだ。少子高齢化の進行に伴い地区での運動会の意義、性格、在り方の見直しが問われているのだろう。来賓席に自治会代表者の姿がなかったことに象徴されるように地域住民の運動会の性格は薄れ、結果的にクラブ交流の運動会の性格が目立ってしまっているように見える。プログラム自体も基本的にはファミリー中心だった人口構成当時の内容が踏襲されているのではないか。地区住民対象運動会なのかクラブ交流運動会なのかという点も含めた抜本的な在り方の検討が問われているように思えた。

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