FaceTime越しのお遊び2019年10月13日

 花ちゃんとのFaceTime越しのコミュニケーションが続いている。4歳間近になってさすがに素直に相手をしてくれなくなった。プイと母ちゃんの携帯の前から席を離れて姿を消したりする。
 そんな時、じいちゃんは何かと引き止め策を講じることになる。ある時から花ちゃんの興味を引く遊びをモニター越しにすることを思いついた。確か最初はジャンケンだった。グー、チョキ、パーの動作と意味を教えるのに苦労した。ようやくジャンケンをマスターしたら、次は右手と左手を覚えるように「右手あげて!」「左手あげて!」を繰り返した。続いて保育園で基礎英語を習っているようなので、色の名前や動物の名前を英語で教えて!と声を掛けた。
 こんなお勉強を兼ねた遊びをしながら祖父母と孫の束の間のコミュニケーションを楽しんでいる。

共生型地域交流拠点のイメージ2019年10月14日

 今期の地区社協の大きなテーマに「共生型地域交流拠点(交流拠点)の着手」ということがある。そのため地区社協や福祉ネットで交流拠点についての情報共有や検討を始めている。個人的にも交流拠点の問題意識が強く、様々な形で情報を入手している。
 9月下旬に市内の三つの既設交流拠点のひとつ「地域共生館”ふれぼの”」を初めて訪ねた。市の交流拠点事業の発足後に開設されたもっとも新しい交流拠点であり、市社協が運営する事業モデルのように思えた。そのため新たに今後開設する際に参考になる事例である。
 今月初めには富士宮市の認知症取組みの視察研修の機会を得た。そこで学んだ「黒田寄合いサロン」の実践事例は、常設型交流拠点ではないものの多世代交流の場という優れた実践事例で今後の交流拠点づくりのヒントが得られた。

オランダが見つめる日本の地縁社会2019年10月15日

 富士宮市での視察研修で気になった点があった。黒田よりあいサロンの外岡代表のプレゼンの中でオランダの福祉担当副大臣が来訪した時のことだ。副大臣はよりあいサロンの実態にふれ「なぜ、あなたたちは自分たちの街を良くしようと活動しているのか?」「財政も苦しくなってきているオランダでもこの街のように国民に自分たちの住む街を良くすることを考えてほしい」等の発言があったという。北欧の福祉国家であるオランダは、財政難から従来の福祉国家の看板を降ろし、国民の自助努力を国王自らが提唱せざるを得なくなっているという。
 かつて北欧の福祉国家は国際的にも理想のモデルだった。その構造が今揺らいでいるようだ。ひとつにはグローバル経済で国の財政基盤の独自性が維持できなくなっているのだろう。今ひとつは高齢化の進行が給付を想定以上に膨らませている筈だ。
 高齢化の最前線を突き進む日本の高齢化対応を世界が固唾をのんで見守っている。賢い日本人の知恵でどう乗り越えるのか?と。残念ながら国レベルの高齢者福祉の施策は後手に回り続けどんどん後退している。ただ日本の伝統的な地縁社会の良さがここにきて強みになっているように思う。制度や枠組みといった行政的な面は不十分でも、黒田寄合いサロンのように自分たちの住む街を良くするための住民活動は活発だ。
 その原点は外岡代表が語るように「おじいちゃんおばあちゃんの日向ぼっこの輪の中で遊ぶ子どもたちの風景」である。古来の「惣」に始まる村社会の共同体の原風景である。村社会がなし崩しに崩壊し、新興住宅地が取って代わろうとも、我が街を良くしたいという地縁社会の息吹は健在である。それが「よりあいサロン」「つどい場」「居場所」「認知症カフェ」等の様々な形で衣替えして復活している。地区社協が検討を着手した「共生型地域交流拠点」も、常設の多世代交流拠点としてその典型的なモデルになる筈だ。
 オランダの副大臣が注目したのは行政的な施策でなく、そうした住民の地域との関わりのこだわりという地縁社会の風土なのだろう。

久々の介護者の会は大盛況だった2019年10月16日

 久々に住宅街の介護者の会に参加した。半年ぶりの参加で、主宰者だった元地区社協会長が7月に亡くなって以降、はじめての参加だった。
 久々の介護者の会は地区社協の世話役3人を含めて11名もの参加者があった。3人の新たな顔ぶれもある。聞けばほとんどが配偶者を看取った介護卒業者でひとり住まいの方が多い。それだけに同じ境遇の者同士が今後の過し方や自身の介護問題の悩みや情報を交換したいという想いが強い。独居高齢者の会の側面もあわせもつ意義深い場である。
 私からは、民生委員の立場から市が新たに開始した「見守りホットライン」の案内をした。自作の案内チラシをもとにした説明に皆さん大いに関心を持たれたようだ。2時間ばかりのおしゃべりでは介護問題や施設入居といった関心事に大いに花が咲いた。

民生委員の役回りが増えてきた2019年10月17日

 このところ民生委員がらみの活動が相次いだ。ご近所のひとり住まいの高齢女性から連絡があった。体調が思わしくなく病院に行きたいが車の手配が可能な情報を教えてほしいとのこと。カーボランティアや介護タクシーもすぐには間に合わない。時間があったので私がすぐに伺いますと答え、お送りした。
 老人会の80代のお友だちがこのところ顔を見せないので心配しているとの情報を頂いた。早速、その方のお宅を訪ねた。ご本人は不在だったがご家族に事情を聞けた。体調が万全でなくなったので病院の関係で他の家族の住む阪神間の家に移ったとのこと。
 緊急通報システムの問合せがご本人の家族からあった。10月から実施の新しい見守りホットラインの切り替えの手続がよく分からず混乱されているようだ。旧システムと新しい事業との違いやメリット、デメリットが把握されていない。私見も交えてわかりやすく情報提供した。
 高齢化の進行で様々な困り事が顕在化しつつある。行政との身近な窓口である民生委員の出番は今後一層増えていく。

奥さんが認知症になった知人へ2019年10月18日

 知人から奥さんが認知症になったという情報を聞いた。ここ何年かの間に民生委員や地区社協・福祉ネットの活動を通して認知症についての様々な情報を吸収し知識を学び支援に関わった。その結果、人一倍認知症ケアについは詳しいという自負がある。そんなことから知人に私からどんな助言ができるだろうかと思った。専門職や行政機関の立場とは違った地域住民の立場での助言が可能ではないかとも思えた。以下はそんな想いでの知人へのの架空メールである。

 『奥さんが認知症とのこと、不安とご心労をお察しします。私なりの経験から幾つかの情報を提供させて頂きます。
 まずはものわすれ外来等の専門医のいる医療機関での正確な診断が必要です。認知症には大きく分けてアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症等の4種類があり、それぞれに症状や処方が異なるからです。
 認知症状の確定後は地域包括支援センターで相談して下さい。介護認定の可否や手続、認知症ケア等の必要な情報が得られます。
 他方でご本人の関わりの多いご近所さんや老人会等での認知症発症の情報をオープンにされることをお薦めします。ご本人に不可解な言動がみられる場合、周囲から不審がられたり非難されたりされることで追い詰められ、一層症状を悪化させます。周囲の暖かい包み込む姿勢での前向きな支援が欠かせません。
 ご家族の認知症についての正しい知識や情報の積極的な吸収も必要です。地域の認知症関係の講座や認知症サポーター養成講座にもぜひご参加ください。また認知症カフェでは当事者と介護家族の交流の場でもあり専門職も参加していますのでご本人と一緒にお出かけください。ご本人だけでなく心労の多いご家族にとっても有意義な経験交流ができ同じ境遇の者どうしの励ましと息抜きの場になる筈です。
 以上、既にご承知の事や実施されていることもあるかと思いますが、参考までに情報を提供させて頂きました。』

山口地区社協の敬老のつどい2019年10月19日

 山口地区社協の敬老のつどいが開催され、来賓として招かれた。会場の山口ホールは70歳以上のお年寄りが200名近く参加されていた。年々高齢化が進み、会場までのアクセスは各地区ごとにマイクロバスでの送迎がメインである。
 我が町の地区社協は2年前から高齢化に対応して集客イベント型の敬老のつどいから寄り添い訪問型の敬老お祝い訪問に切り替えた。そこは慣習やしがらみに比較的自由な風土の新興住宅街の強みである。逆に伝統や前例が重視される山口地区ではそうした環境変化への対応は一筋縄ではいかない事情が推測される。
 1時から小学4年生有志の合唱&リコーダー演奏、マジックショー、中学吹奏楽部のアンサンブルのアトラクションを楽しんだ後、参加者のお楽しみの福引抽選会で盛り上がった。

自治会文化祭講座「旧・国鉄有馬線」をエントリー2019年10月20日

 自治会文化祭が11月1日~4日にコミュニティセンターと自治会館の2会場で開催される。その関係者打合せ会が関係団体と出品者を集めて開催された。3年前からこの会議に出席している。地区社協代表ということもあるが文化祭講座の講師という関わりもある。
 2016年から山口公民館で9回に渡って開講した「山口風土記探訪講座」のリメイク版をこの地区文化祭で開講している。今年もいつも通り文化祭開催直後の11月1日10時から開講することになった。
 4回目の今年は「旧・国鉄有馬線」をテーマに、かつて山口の街を走っていた蒸気機関車の物語を貴重な写真と資料でビジュアルに紹介する。

地区運動会の在り方は?2019年10月21日

 地元小学校の校庭で地域のスポーツクラブ21が主催する地区運動会が開催された。今回で19回目ということだが、これまで一度も参加したことがない。今年は主催者のSC21による実行委員会が設置され地区社協も派遣したこともあり、運動会にも来賓主出席した。所用があり開会から1時間余りの参加だったが、地区運動会の概要がおおよそ把握できた。
 SC21の対象エリアは小学校区であり、校区内の6自治会と青愛協、地区社協が共催組織である。ただ来賓席には共催組織の代表は青愛協、地区社協のみで自治会代表者の姿はない。競技は規模の大小がある6自治会を四つに再編成したチームの対抗戦である。12時の開会式直後のアトラクション(今回は山口子ども太鼓クラブ)を皮切りに16の競技と閉会式が17時まで5時間に渡って実施される。
 少子高齢化の進行に伴い年々参加者は減少しているようだ。今回は不明ながら昨年の参加者数は386名と記録されている。出場者の主体はSC21に所属する各運動クラブのメンバーである。クラブは小学生対象の野球、サッカー、バスケット、バレーボールと一般対象のバレーボール、ソフトボール、卓球、バトミントン、クォーターテニス、吹矢の10クラブある。運動会はこれらのクラブの年に一度の交流の場という側面も持つようだ。
 今回初めて設置された実行委員会では、地区運動会自体の在り方についても様々な意見が交わされたようだ。少子高齢化の進行に伴い地区での運動会の意義、性格、在り方の見直しが問われているのだろう。来賓席に自治会代表者の姿がなかったことに象徴されるように地域住民の運動会の性格は薄れ、結果的にクラブ交流の運動会の性格が目立ってしまっているように見える。プログラム自体も基本的にはファミリー中心だった人口構成当時の内容が踏襲されているのではないか。地区住民対象運動会なのかクラブ交流運動会なのかという点も含めた抜本的な在り方の検討が問われているように思えた。

知人の労作「有馬郡鉄道史」2019年10月22日

 神戸市北区在住の国鉄有馬線研究者のN氏と何度かお会いして懇談した。私がご近所の故人から託された有馬線関係の貴重な資料を情報提供したご縁である。
 そのN氏からメールを頂いた。「有馬郡鉄道史~阪急電鉄の運命を変えた三田の鉄道~」という著作を三田市のコンクールで発表されたとのこと。その著作をPDFで送信して頂いた。
 著作はA4で38頁にも及ぶもので、私のHPデータも含めて豊富な画像や資料が貼付された本格的な著述だった。阪鶴鉄道の成立ち、宝塚の成立ち、国鉄有馬線から神有鉄道開業までの動き、国鉄有馬線の復活計画等々、興味深い記述が展開されている。
 中でも関心を持ったのが、国鉄有馬線と神有鉄道(現・神戸電鉄)の競合する2路線がなぜ認可されたのかという点と、現・福知山線の付け替え計画が1967年(昭和42年)に西宮市から陳情されたという点だった。付け替え計画については掲載の路線図面では名塩、武田尾、道場の各駅は存在せず、生瀬駅から現在の西宮高原ゴルフ、金仙寺湖北側、北六甲台の各ポイントを経由して西宮北インター付近に山口駅が計画されている。山口駅からは旧・国鉄有馬線の線路跡に沿って三田迄結ぶ旧有馬線の一部復活計画である。但し、この計画は三田中心部を通過せず直接三田ニュータウンに乗り入れた案として発表されたことから猛反対に遭い頓挫し、現在の路線に落ち着いたようだ。
 興味深い話題を盛り込んだN氏の著作を楽しく読ませてもらった。