地域交流拠点取組みのキックオフ②2019年12月17日

 地区社協副会長の進行でフォーラムが始まった。前半は二つの先進的な事例の実践報告だ。まず、鳴尾東地区のまちCafeなごみの田村事務局長から報告があった。西宮市での共生型地域交流拠点事業の産婆役ともなった事業モデルがパワーポイントによるプレゼンで明快で分かりやすく解説された。最後に今後の地域交流拠点づくりに向けて次のような助言があった。①地域の状況を正しく掴み同じ目標を持つ②何を中心とした共生型か(主なターゲットは?)③他地域の良い実践をまね、良い反省を活かす④目標は強く・ぶれず、活動計画は柔軟に⑤住民だけで頑張らない(社協地区担当、市地域共生推進課、地域包括、施設や事業所とも連携)
 続いて高田市社協担当から東灘こどもカフェの事例が中村代表に代わってプレゼンされた。先月、福祉ネットとつどい場”あん”の有志が訪問した時の画像と動画でこどもカフェの多くのメニュー紹介と中村代表の多世代交流にかける想いがビジュアルに報告された。
 実践報告の後、受付で配られたポストイットに感想・意見と質問を太いマジックで記入し会場前面の模造紙に各自で貼付するよう促される。休憩中に参加者のほぼ全員のポストイットが貼付された。後半の意見交換はこの模造紙の参加者の声をもとに高田さんの巧みな進行で行われた。ポストイットの内容に応じて進行役から指名された参加者の意見が次々に述べられた。そうした声を通じて地域交流拠点づくりについての参加者の想いや取組み課題が明らかになる。
 最後に、私から全体のまとめを述べて2時間の意義深い貴重なフォーラムを終えた。