警察の固定電話の使用抑制に猛反発?2020年02月20日

 先日、市社協地区組織代表者会議に出席した時のことだ。開会直後に警察署から特殊詐欺被害防止の啓発活動の協力依頼があった。オレオレ詐欺の巧妙な手口についての解説と防止に向けた手立ての説明があった。その中で担当者の口から「できればお年寄り宅の固定電話はお使いにならないのが望ましい」旨の発言があった。
 説明後の質疑で、地区代表の高齢男性の3人から相次いで「固定電話を使うなとは何事だ!行政とのやりとりは全て固定電話でやっている」「高齢者対象の地区の啓発活動でも警察は固定電話廃止を口にしているがそれは統一した指導か?それなら撤回してもらいたい」等々。
その批判の激しさに驚くとともに少し違和感を覚えた。
 固定電話による執拗な営業電話や詐欺まがいの電話は日常経験するところだ。お年寄りにはこうした電話の毅然とした対応はしずらい面もあるだろう。ましてや巧妙な特殊詐欺とあればなおさらだろう。警察のお年寄りへの固定電話抑制の要請はそれほど非難されることでもない。私の場合、行政との電話のやりとりは全くない。たまに使用せざるをえないFAXのためだけに固定電話を契約していると言ってよい。
 むしろ気になったのは、市が昨年から実施している固定電話を前提とした「見守りホットライン事業」である。これは従来の緊急通報システムを大幅に改善した見守りであり、民生委員としても大いに勧めている。ところが警察の啓発活動を通して固定電話の危うさがあらためて浮彫りになった。一方で固定電話抑制を提唱しながら他方で固定電話を前提とした事業推進を行うという矛盾をどうするのか。
 今やお年寄りのスマホ携帯は一般化している。スマホ前提の見守りホットラインへのバージョンアップが望まれる。