第1回共生型地域交流拠点づくり懇談会でのメッセージ2020年02月23日

 共生型地域交流拠点づくり懇談会を開催した。12月に開催した福祉フォーラムで「拠点づくりの実践報告と意見交換」での意見・感想を受けてのフィードバックの懇談会だった。18団体・役職の代表と地区社協、福祉ネットの役員合わせて29名の出席だった。
 冒頭、主催者を代表して開催趣旨を次のように述べた。

①環境境変化に伴い地域コミュニティが脆弱化しています。
住民の高齢化、少子化、共働き世帯化、単身世帯化の進行で自治会員の相次ぐ退会、子ども会の解散、関係団体の会員減少や役員欠員増等が顕著です。その結果、地域のコミュニティ機能が脆弱化し、高齢者、障害者、介護者、母子家庭、子育て世帯等の生き辛さを抱えた層の見守りや支え合いの脆弱化が心配です。
②西宮市のコミュニティ再生のテコ入れ策が昂じられました。
地域コミュニティ脆弱化に基礎自治体としての西宮市の危機感その再生のテコ入れ策が検討されました。そのひとつが多額の補助金制度による共生型地域交流拠点づくりではないでしょうか。毎年役員が入れ替わる自治会頼みでない新たなコミュニティの仕組みづくりが模索されたと思います。それが地域福祉に関わる各種団体、役職、活動者グループと生き辛さを抱えた多様な住民層との常設の共生型交流拠点を通じた新たなコミュニティづくりです。
③拠点づくりの過程が重要です。
12月の福祉フォーラムに地区の25団体・役職の47名の方に参加してもらいました。小学校区の地域組織や活動者グループが一堂に会して共通のテーマで初めて懇談しました。今まで繋がりのなかったグループによる拠点づくりという共通テーマでの話し合いでした。地域福祉の全関係者による拠点づくりに向けて今後、継続して懇談を重ねることが大切です。それこそが新たなコミュニティづくりの実践です。そうして出来上った拠点だからこそ各団体の想いが籠ったた居場所になり多くの関係者みんなに支えられる拠点が生まれます。

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