拠点づくり懇談会での焦点課題2020年02月25日

 初めて開催された共生型地域交流拠点づくり懇談会で活発な意見が交わされた。そうした意見を通して拠点づくりの焦点となる課題も浮かび上がった。少し整理しておきたい。
 何といっても重大なテーマは複数拠点の可否である。1地区1カ所という市の制度設計だが、地域特性を加味して複数拠点設置を想定した検討が可能かという点が焦点となった。
 次に利用者の想定では、放課後の子どもの居場所や孤立化しやすい独居高齢者の出かけ先、老人いこいの家等を想定した高齢者と子どもたちの多世代交流、利用者に食事が提供できる居場所といった意見が出された。
 また、老人いこいの家、子育てサロン、ふれあい喫茶、介護者の会、オヤジ会、つどい場等の既存の居場所との関係が問われた。それぞれの既存グループが新たな拠点に合流するのか、まったく別個の新たな拠点づくりを目指すのかといった点である。
 更に、拠点の長期的な存続の上で市の補助金頼みだけでなく独自財源も手当てしておく必要があるといった意見もあった。
 また各分野から選任される検討委員会でのタタキ案づくりと、タタキ案の懇談会での報告検討の在り方という今後の進め方についても意見が交わされた。複数拠点か否か等の重大な事項の決定はどこで行うか。懇談会、検討委員会、地区社協それぞれの役割と相互の関係の整理等の今後の進め方に関わる本質的な議論も交わされた。