自分史発行のタイミング2020年03月10日

 3月6日に最終校正をした自分史(自叙伝)のPDFデータを印刷業者にPCメールで送信した。後は業者からの3月下旬の納品を待つばかりである。
 自分史発行でやるべきことを完了した時、ある種の虚脱感に見舞われたことは否めない。思えば50代前半の頃に企図した20年来の目標にようやく到達したといえる。燃え尽き症候群のような感慨がもたらされても無理はない。こうした気分をカバーしたのは、今尚現役である地域活動で求められている課題への関わりだった。とりわけ新たに着手した共生型地域交流拠点づくりの具体化は推進母体の地区社協代表者として待ったなしに迫られている。
 他方で、自分史発行の自分自身にとっての意義をあらためて考えさせられた。74年に及ぶ自分自身の足跡を記録として留めるという発行それ自体の意義は否定できない。ただそれだけならプリントするだけで十分である。相当数を冊子化して幼馴染みや同窓生や現役時代とセカンドライフの多数の知人友人に贈呈して読んでもらえればと思っている。共通の思い出や体験などについて歓談したり著述について意見交換できれば望外の喜びである。そのためには発行時期は自分自身の心身の健康が尚維持されていることが望ましい。発行はゴールかもしれないが、ともに歩んだ仲間たちや歩みを見守ってもらった観衆との交流の機会が得られる余力があってほしい。
 75歳を目前にして発行する自分史である。燃え尽き症候群をカバーできる地域活動での役割とともに、発行後の自分史をテーマとした知人たちとの交流の機会を可能にする心身の余力にも感謝したい。その意味ではこの時期の自分史発行は絶好のタイミングだったのかもしれない。

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