自粛ムードがもたらす街の風景2020年03月11日

 スマホのスケジュールアプリが見事に白々している。地域活動の多くの活動やイベントが軒並み中止になったためだ。わずかに地区社協の会議と病院、クリニック、歯医者の受診だけが残っている。
 そんな中で久々に家内とお昼を外食するため出かけた。ご近所で話題のくら寿司のランチメニュー”旬の海鮮丼”を食べてみようということになった。平日11時半頃の店内は空席が目立っていた。新型コロナで外食自粛の雰囲気を窺わせた。海鮮丼に赤出汁か茶わん蒸しがついて500円はお値打ち感がある。
 家内に付き合って業務スーパーに足を伸ばした。こちらは大勢の来店客で賑わっている。価格とオリジナル商品の魅力とともに外食自粛ムードで自炊の食材調達がこの店の集客にプラス効果になっているのだろう。
 自宅近くの総菜屋さんにお気に入りのコロッケを求めて立ち寄った。ところがこちらは閉店中だった。玄関ドアの張り紙には「新型コロナのため3月いっぱい休業します」とのこと。一瞬、なんで?と思ったがよく考えるとお惣菜はビュッフェスタイルの販売である。誰でも自由にプラスチックパックに取り分けて購入する。この販売方法がウイルス感染対策上はなじまない。
 自粛ムードがもたらす悲喜こもごもの街の風景だった。