自叙伝出版と新型コロナ2020年03月30日

 新型コロナが猛威を振るう真っ只中の自叙伝出版になった。外出自粛が声高に叫ばれ、従順な日本国民の多くが自宅引きこもりを甘受している。ひきこもりというマイナーな言葉が今ほど美化されて語られることはない。そうした風潮に違和感がないではない。
 ただ自叙伝出版という個人的なイベントには、自宅引きこもりはプラスに作用しているようだ。何しろ400頁近い大部の冊子である。この分量を見ただけで読む気力を無くされた方もいるに違いない。ただ私と同年代の多くの知人友人は「毎日が日曜日」の方々である。加えて趣味、サークル、つどい場、地域活動等が軒並み中止のご時世である。ここは送られてきた自叙伝でも読んでみるかという方もいないとは限らない。
 我が自叙伝がコロナという厄介な怪物と対峙する上での一助になれば幸いである。