詩人・今村欣史さんの自叙伝の反応2020年04月13日

 西宮ブログで交流のあったブロガーの今村さんに私の自叙伝をお送りしたところ、丁寧なコメントと近著「完本・コーヒーカップの耳」をお届けいただいた。
 今村さんは、西宮市内で「喫茶・輪」を営みながら何冊かの詩集を発行し、文学賞も受賞されている詩人でもある。7年前に、ブログでの交遊をご縁に喫茶・輪をお訪ねした際に「コーヒーカップの耳」という詩集を頂いた。その詩集は、私の自叙伝でも著作集の中の書評で取り上げさせて頂いた。
 そんな私にとって「物書き」という分野の貴重で数少ない知人である今村さんからのレスポンスだった。早速、私の自叙伝についての書評をご自身のブログでも記事にして頂いた。「闘病記」や「直木賞作家 旧友・車谷君に捧げる詩」等のコメント記事が紹介された。 
 私には心のこもった素晴らしい方法で自叙伝の所感コメントが寄せられた。開封した扇形のドリップコーヒーの濾紙に色紙風に達者な毛筆で描かれ、末尾には朱の落款まで押されいる。喫茶・輪のマスターならではの凝った演出である。コメントに「家内に読み聞かせしています。よくこなれた文章なので音読しても楽しめます」とあった。詩人・今村氏の「よくこなれた文章」とのコメントは、文章にこだわる身には何よりもありがたいものだった。