コロナ感染リスクと喫煙者2020年04月25日

 新型コロナウイルスが引き起こす顕著な症状が肺炎である。肺に対するダメージは肺癌発症率等、喫煙との関わりが大である。ならば喫煙者のコロナ感染リスクは極めて高いのではないかと素朴に思っていた。ところが不思議なことにコロナ対策で禁煙を訴える声は予想外に少ない。そんな時、長尾和宏医師のブログで喫煙者のコロナ感染率の高さに警鐘を鳴らす以下のような内容の記事を読み納得した。
 
・タバコとコロナの親和性は高い。しかしJTは財務官僚のオイシイ天下り先なので政府はその点を隠しているように思える。
・感染者の7割が男性である理由は、男性に喫煙者が多いから!?
日本では、男性の喫煙率は20%、女性9%と、2倍の差。
・4月に改正健康増進法が全面施行されたことにより、タバコを吸える場所が少なくなった喫煙者が、喫煙室や喫煙所に集まっている。そこに感染者がいれば、そこから感染が広がっていく危険性がある。
・そもそも喫煙自体が感染リスクを高める。タバコで吸い込
む有害物質は、気道や呼吸器の粘膜バリアや細胞組織などを破壊し、感染症にかかりやすくする。さらに、身体の免疫系の応答にも悪影響を及ぼすことが知られ、受動喫煙でも同じような悪影響がある。
・タバコを吸う行為そのものも感染リスクを高める。感染予防の基本は、入念な手洗いをして手指についたウイルスを体内に入れないことだ。喫煙者は、マスクをしながらタバコを吸うことはできないし、タバコは必ず手でつまんで吸い、互いに深く呼吸し合うためだ。タバコを吸う行為は、まさに感染のリスクを高めるといえる。