久々に大津の娘夫婦宅を訪ねて孫娘・花ちゃんとふれ合った。コロナ過の外出自粛でこの間もっぱらFaceTimeでモニター越しの会話が続いていた。４カ月ぶりの”生”花ちゃんとの対面だった。
　玄関の上がり框で満面の笑みで花ちゃんが迎えてくれた。早速一緒に遊んだ。京都のばあちゃんに買ってもらったというリカちゃん人形を得意げに見せてくれる。昔母ちゃんが遊んだキャラクターが今なお健在である。母ちゃんに幼い時に読み聞かせた絵本を持参した。虫歯ミュータントの話である。孫娘に同じ絵本を読み聞かせる機会が訪れたことが感慨深い。花ちゃんはじいちゃんの傍らで時に言葉を挟みながらおとなしく聴いている。
　花ちゃんが描いた２枚のお絵描きを見せてくれた。クマのプーさんとその仲間たちの絵だった。プーさんをはじめピグレットやティガーやイーヨー等が鮮やかな色使いで描き上げている。ひとつずつ指さししながら名前を教えてくれる。保育園のお休み中のテレビ三昧で覚えたダンスも披露してくれる。
　お昼ご飯は徒歩数分の老舗の近江牛レストラン松㐂屋でテイクアウトすることにした。生憎の雨なので母ちゃん、ばあちゃんと三人で出かけた。しばらく待ってできたての牛肉重（１２００円）を四人分持ち帰った。柔らかくて美味しい味付けの牛肉弁当を花ちゃんを囲んで久々に楽しく頂いた。
　３時過ぎに花ちゃん宅を辞して帰宅した。帰宅直後のばあちゃんの帰宅連絡の電話に母ちゃんに代わった花ちゃんが「じいちゃんおばあちゃんが来てくれて花ちゃん嬉しかった」と口にしたという。気遣いのできるようになった４カ月ぶりの花ちゃんである。