梅雨のさくら並木の異次元の世界2020年06月28日

 梅雨に入り小雨模様の中を今日も早朝ウォーキングに励んだ。有馬川を北に三田方面に向かう土手道である。水嵩の増した有馬川のかすかなせせらぎの音がつきまとった。
 愛宕橋を過ぎ名来橋に向かっていた。右手の丘陵の裾に沿ってさくら並木が続いている。見慣れた風景の筈だが一瞬息の呑んだ。大樹となった並木の枝が土手道を覆うように有馬川に向かって伸びている。濃い緑の葉っぱの群が曇り空を一層暗く遮っていた。並木のトンネルを思わせるその風景がなぜか異次元の世界に招き入れられたような雰囲気をもたらしていた。