かかりつけ医でのよもやま話2020年07月16日

 持病の薬の処方のため2カ月毎にかかりつけ医を訪ねている。高血圧の降圧剤とやや高めの血糖値のコントロール剤である。在宅医でもあるかかりつけ医は福祉ネットのアドバイザーでもあり、開業以来4年余りのおつきあいになる。先日の福祉ネットの総会にもお越し頂き、総会後の交流会でコメントをしてもらったばかりだ。
 朝9時過ぎのクリニックの待合室には外来患者二組の姿があった。2カ月前の5月中旬の同じ時間帯には外来患者の姿は皆無だったので、幾分回復した印象だった。診察室で薬の処方や血糖値の血液検査を済ませた後、気心の知れたドクターとよもやま話に花が咲いた。
 「コロナ過で外来患者数はそれ以前に比べると減少傾向が続いている。院内感染を懸念して病院やクリニックでの受診を自粛する方が多いようだ。オンライン診療は特定疾病の専門分野では有効かもしれないが、かかりつけ医が担当する総合診療は、やはり患者さんとの面談によるトータルでダイレクトな診察が欠かせない。インフルエンザに対応してきた医師の立場からは新型コロナへの現状の対応は過剰過ぎるきらいがあるように思える。反面でGoToTravelキャンペーンもタイミングとしては早すぎる気がする」
 次の外来患者の気配もなかったので久々に突っ込んだ専門的な分野のお話を聞けた。