コロナ過と地域交流拠点づくり2020年07月28日

 共生型地域交流拠点づくりに向けて地域団体や役職者対象の2回めの懇談会を開催した。地区社協が主体となって進めている拠点づくりであり、コロナ過の真っ只中の懇談会だった。冒頭、主催者を代表して27名の出席者を前に以下のように挨拶した。

 コロナ感染の第2波の気配の漂う中での懇談会へのご出席に感謝します。
 コロナ蔓延が地域コミュニティの脆弱化に拍車をかけています。ひとつは、経済重視か感染対策かを巡る現役世代とリタイヤ世代の世代間の葛藤です。ひとつは活動自粛や対面活動自粛による地域の住民間の繋がりの希薄化です。今ひとつは高齢者、障がい者、介護者、母子家庭等の生き辛さを抱えた世帯にコロナ過が二重の苛酷さを強いています。
 常設共生型地域交流拠点はそんなコロナ過の影響をカバーするインフラといえます。常設共生拠点は、多世代交流の場であり、住民の繋がりの場であり、生き辛さを抱えた住民の居場所でもあります。
 コロナ終息後の環境がアフターコロナになるのかウイズコロナになるのかは見通せませんが、いずれにしても地域交流拠点が地域コミュニティ再生の貴重な取組みとなることを確信しています。