我が家の手づくりコロッケの母心2020年08月12日

 息子夫婦が久々に帰省した。息子の帰省中に我が家に必ず登場するメニューがある。家内の手づくりコロッケである。この手間暇のかかる献立は亭主だけが相伴者の場合は殆ど食卓に並ぶことはない。20数年前まで我が家で暮らしていた息子の大好物だった献立である。今は年に2~3度帰省した時に母親が息子のために腕を振う献立である。
 今回も滞在中に一緒に食卓を囲む数少ない夕食用に、母親は暑さにもめげず早くから下ごしらえをし時間をかけて沢山のコロッケを揚げた。揚げたてのコロッケを皿に移しながら家内が声をかける。「アツアツのうちに食べよ!」。同じく手作りコロッケが好物のおまけの亭主も食卓に向った。