在宅看取りの幸せな事例を聞いた2020年08月27日

 血糖値の予想外の高さに血糖値コントロール剤を処方してもらった。1か月後の処方結果の診察にかかりつけ医を訪ねた。コロナ禍もあり外来患者は私だけだった。そのためかかりつけ医との雑談の機会に恵まれた。
 訪問診療を手掛ける在宅医である。そのドクターから在宅看取りの幸せな事例を聞いた。「90代のおばあちゃんが先日、自宅で娘さんに看取られながら枯れるように穏やかに亡くなった。60代の実の娘さんの献身的な介護とその旦那さんの理解という家族の支えがあってのことだ。在宅医としても久しぶりに納得のいく看取りに立ち会えた。」
 自宅で穏やかな最後を迎えたいというのが人生最後の願いである。ところが現実には救急車で運ばれた先の病院で延命措置を受けながら死を待つ事例が少なくない。日頃のリビングウィル等の備えと配偶者との意思疎通が欠かせない。かかりつけ医との信頼関係も欠かせないし、できれば訪問診療の依頼も必要だ。

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