墓参とアナゴ弁当2020年09月15日

 毎年6月、8月、9月には姫路・名古山霊園にある実家の墓参りに詣でるのが慣わしである。今回も9月お彼岸でお参りした。1か月前の墓参で供花は枯れているものの墓地周辺の雑草はほとんど目につかない。お参りを済ませて霊園を後にした。
 山陽電車の亀山駅近くの飾磨街道いに幸田精肉店がある。その隣町にあった郷里の実家で暮らしていた頃には揚げたてコロッケがお気に入りだったお店である。今は家内の墓参帰りのご近所さんへの格好のお土産になっている。
 コロッケを買い求めた後、加古川の弟宅に向った。毎年9月の墓参の後には昼食を共にした懇親の場を設けることが恒例になっている。11時半に弟宅を訪問して食卓を囲んだ。今回は私のリクエストで播磨名物の焼きアナゴを準備してもらった。最寄りの老舗アナゴ料理店・下村商店のお弁当が食卓に並んだ。食べきれないほどのボリュウムたっぷりの美味しいアナゴ弁当を囲みながら歓談した。
 今回の私たち兄弟の共通の話題は自分史出版である。双子の兄弟ということもあってか古稀を迎えた頃から二人とも自分史執筆に意欲を燃やした。事前にそうした話題を一切しなかったが気がつけば二人ともその構想を温めていたことが分かった。
 今年3月末に、一足早く私の自叙伝を自費出版した。病を抱えながらの執筆である弟の方はまだ8割方の進捗のようだ。完璧さにこだわる執筆姿勢が予想以上に時間を要しているようだ。自分史という共通項をテーマに久々に長時間の突っ込んだ兄弟の歓談となった。