今日は子育てサロンのサンタさん2020年12月19日

 今年最後の地区社協の子育てサロン”友だちつくろう”が開催された。今回のイベントはクリスマス会で、参加の乳幼児のお友だちにはサンタさんからプレゼントが配られる。例年サンタ役は、地区社協協力員のおじいちゃんにお願いしていた。ところが90歳近くになり、事業部長はさすがにお願いを控えたようだ。そんなわけで毎回顔を出している私にお鉢が回ってきた。
 11時前に会場に着き、部長からサンタさんの衣装一式とプレゼントの入った大きな白い袋を渡された。別室で衣装に着替えながら自前の髭があるので付け髭はどうしようかと思ったが、マスク着用が必要なので付け髭を着用するしかない。スタッフに呼ばれて会場入り口前にスタンバイした。
 部屋の中から子どもたちの「サンタさ~ん!」という元気な呼び声が聞こえた。出番である。ドアを開けながら大きな声で「メリークリスマ~ス!」と入場した。大勢の視線が注がれ、一斉に拍手が巻き起こる。聞けば9組20人の参加者だという。コロナ禍にもかかわらず予想外の参加者だった。
 ここは一番アドリブで声掛けしなければならない場面である。「大勢来てくれてありがとう。今年はいつものサンタさんでなくちょっとだけ若いサンタさんです。今からプレゼントを渡します。いつもはみんなの中に入って渡していましたが今年はコロナなんです。なのでお友だちは順番にサンタさんのところまで来てくれるかな。」
 ママに連れられた乳児はサンタさん姿に泣きべそをかいたりこわごわ近づいたり、少し大きな幼児は嬉し気に受け取ってくれたり。渡し終えて最後の口上。「みんな貰ってくれたかな。じゃあ今年はこれでサンタさんはバイバイで~す」。参加者たちの大きな拍手を背に会場を後にした。
 ふと孫の花ちゃんがこの場にいたらどんな反応を示しただろうと思った。