コロナ禍とある介護事業所の決断2020年12月25日

 福祉ネットのオブザーバーでもある地域の小規模介護事業所のある決断を知った。9年前に女性ばかり6人で志を持って立ちあげた施設だ。ケアマネジメント、訪問介護、デイサービス、障害福祉サービス、介護タクシー等の事業を展開されていた。
 その事業所が地域の要介護のお年寄りたちに親しまれ利用されてきたデイサービスを事業を断念するという決断をされた。住宅街の民家で10人未満の小規模なデイサービスを利用者個々の特性に応じてケアをするという事業だった。民生委員として担当するある高齢女性も通所されるようになっていきいきとした生活ぶりになったことを見聞している。
 背景にはコロナ禍という未曽有の疫病の蔓延がある。元々デイサービス事業は採算的には厳しいものがあったようだ。そこにコロナ感染のリスクが加わった。小規模な事業所で万一感染者が出た場合のダメージははかり知れない。事業基盤そのものを脅かすことになる。そんな時、山口町内に同じように民家での小規模デイサービスを運営するしっかりした経営基盤を持った事業所が誕生し利用者募集が始まった。双方の話し合いで運営理念等も共有されたようだ。利用者の多くがそちらに移ることになったという。コロナ感染のリスクを回避し体力のある内にしっかりした事業者に利用者を紹介できるという情報が苦渋の決断の後押しをした。
 以上が懇意にしているその事業所の代表から伺った経緯である。当初デイサービス閉鎖の情報しか知らず、地域としてサポートできなかったことを悔やんだが、そうした経緯を伺って安堵した。むしろ懸命な決断と思えた。

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