地域活動13年目の勲章2021年01月19日

 自宅固定電話のコール音が鳴った。受話器から聞こえたのは年配の女性の声だった。「〇丁目のものですが、カーボラではどんなことをお願いできるんですか?というのは最寄りの病院に入院していたのですが、急に転院したので、入院の際に病院の駐車場に車を止めたままになっているんです。今は車の運転ができない状態で困っています。カーボラで引き取ってもらえないものかと思いまして。」とのこと。
 名前は名乗られなかったが、話しぶりから面識のある方ではなさそうだ。意外な相談に面食らったが、穏やかな口調を心掛けながらお答えした。「カーボラは事前に登録頂いて日常生活での通院等のお手伝いをするものです。ご依頼の件の対応は難しいかと思います。むしろその病院にお問い合わせ頂き、事情を話して相談される方が現実的だと思います。病院の方も駐車場に所有者不明の車が長く止められて苦慮している筈ですから」。「あ~そうですね。わかりました。早速病院に連絡してみます。ありがとうございました」。というわけで一件落着!
 それにしても、最近地域の困りごと相談が増えてきた。なぜ私に?と思わないでもない事例もあるが、それだけ私の地域活動での関りが地域に認識されてきた証かもしれない。民生委員と地区社協役員に就任して13年目を迎える。このキャリアがもたらした勲章として受け止めたい。