2回目の調査活動説明会2022年09月01日

 2年前の秋に国勢調査の調査を終えた後、市の同じ所管部署から、国勢調査以外の様々な調査の「統計調査員募集」の案内があった。地域の実態把握の上でも興味深い活動に思えたので応募し、登録した。そして昨年5月に初めての「経済センサス活動調査」の調査を担当した。
 更に先月に2回目の調査活動の依頼があり、先日その説明会に参加した。今回は「就業構造基本調査」というテーマの調査だった。山口公民館でたっぷり2時間説明を受けた。
 煩わしさの反面で新たな分野の活動に持ち前の好奇心をそそられた。

ゴルバチョフ氏を悼む2022年09月02日

 8月30日、ソ連邦最後の書記長・ゴルバチョフ氏が亡くなった。個人的には著名人の訃報の中でとりわけ衝撃的な訃報のひとつだった。
 1975年に出身企業の労組書記長だった私は、業界労働団体の繋がりでソ連邦訪問団の一員としてモスクワ、リガ、レニングラードを訪ねた。当時はブレジネフ書記長率いるソ連邦が米ソの緊張緩和策(デタント)による「資本主義的豊かさ」の副作用をブレジネフ氏への個人崇拝で引き締めようとしていた時期のようにみえた。
 ゴルバチョフ氏は、その10年後に54歳でソ連邦の8代目の指導者として書記長に就任した。外交面のソ連・アフガン戦争の撤退、ロナルド・レーガン大統領との首脳会談による冷戦終結、内政面の言論・報道の自由を認めるグラスノスチ(開放)政策、経済の意思決定を分散して効率化を図るペレストロイカ(再構築)政策等の大胆な政策を実施した。それは結果的にソ連邦解体を招くものとなり、冷戦終結という成果と共に歴史に偉大な足跡を残した。氏の著作「ペレストロイカ」を共感しながら読んだ。
 私はソ連邦訪問時に現在のラトビア共和国の首都リガも訪ねた。その時に訪問団の応接担当の同世代の美人書記アルビーナさんとの忘れ難い思い出を経験した。二人だけの会話の中で彼女は異邦人の私にソ連邦からのラトビア独立を願う言葉を口にした。それから16年後に彼女の願いはソ連邦崩壊とラトビア共和国独立という形で実現した。それは紛れもなくゴルバチョフ氏のソ連邦改革という大胆な政策がもたらしたもののひとつだった。
 ゴルバチョフ氏が死を迎えた時、ロシアのウクライナ侵略戦争が只中だった。ソ連邦解体後の混乱の中で最終的にロシアを牛耳って長期にわたり独裁体制を確立したのはプーチン氏だった。ロシアのウクライナ侵攻はロシアの西の隣国ラトビアの明日を意味している。ロシアのラトビア侵攻の不安という緊張感の中で過ごしているだろうアルビーナさんに想いを馳せた。

ジェフリー・アーチャ-「新版・大統領に知らせますか?」2022年09月03日

 ジェフリー・アーチャ-の再読5巻目「大統領に知らせますか?」を読み終えた。デビュー作「百万ドルをとり返せ!」に続く、作者の2作目の作品である。
 処女作の「百万ドルをとり返せ!」では、構想力の雄大さや展開のスピード感という点で一抹の物足りなさを感じていた。ところがこの2作目ではそうした点を一気に突破し文句なしに楽しめる物語に仕上がっていた。
 テーマは、アメリカを舞台にした大統領暗殺計画の陰謀を巡る首謀者たちとFBI長官とひとりの若手捜査官との息詰まる攻防である。暗殺計画実行日をゴールとした一週間前から始まる攻防が日を刻みながらスリリングに展開する。
 アーチャ-の稀代のエンターテナーにしてストーリテラーの真骨頂が2作目にして遺憾なく発揮された作品だった。

住宅街のクリニックの発熱外来対応2022年09月04日

 早朝ウォーキングで出合ったご近所の同世代の男性と雑談した。お盆で帰省中だった娘さん家族が全員コロナに感染したとのこと。「すぐに住宅街のM医院で診察を受け何とか所定の自宅待機を経てUターンできた。M医院が近くにあって本当に助かった。住宅街の住民のコロナ感染は予想外に多く皆さん助かっているのではないか」。
 2年前に開業されたM医院の院長とは地区社協の責任者ということで開業前に自治会長から紹介されてお会いした。地域の状況をお話し、院長からは地域医療についての意向等を窺った。地区社協の広報紙でもインタビュー記事を掲載させて頂いた。
 新型コロナの蔓延が始まった年の開業だったが、第6波までは住宅街の住民の感染が話題になることは稀だった。ところが今年7月以降の第7波では一気に住宅街での感染が拡大した。医院の受付事務に勤務しているご近所の娘さんからも発熱外来急増の情報も伝わった。
 早朝ウォーキングのご近所さん情報を聞いてすぐに院長に「先生がコロナ感染者の発熱外来に精力的に対応して頂いていることをご近所さんから伺いました。地域にとってありがたいことと感謝しております」とメールした。院長からは「発熱外来ではご近所の皆様には大変なご迷惑をお掛けしています。可能な限り対応し、何とか第7波を乗り切りたいと思います」との返信を頂いた。.

就業構造基本調査の予備調査2022年09月05日

 2年前に民生委員として国勢調査を担当したことをきっかけに市の打診を受けて統計調査員登録をした。昨年は「経済センサス調査」を担当し、今年は「就業構造基本調査」の依頼があり、先月、その説明会に参加した。いずれも総務省が所管する国の調査である。
 先日、調査活動の予備調査に着手した。対象エリアの60戸ほどの世帯を現地訪問し調査案内チラシのポスティングと在住確認を行った。市から提供された住宅マップと世帯別名簿を確認しながら、表札、車や洗濯物の有無等の外観から実際にその世帯が在住しているか否かを確認する。その上でマップや名簿と実態とを照合し、必要に応じて修正する。
 この予備調査は次のステップである本調査の対象者抽出の基礎データの収集である。このデータをもとに市の所管部署に提出しこれをもとに抽出された名簿に従って、該当世帯の調査依頼を行う。

雨上がりの有馬川の孤高のカワウ2022年09月06日

 雨上がりの早朝だった。有馬川の水嵩を増した流れがいつになく速い。雑草が刈り取られたばかりの中洲は水面に沈んでいた。堰の手前の澱んだ川面に浮かぶ石の上に一羽のカワウがたたずんでいた。身じろぎもしないその姿に孤高のたたずまいを感じさせた。

樹の トンネルの向こうの梅林2022年09月07日

 出発が少し遅くなった早朝ウォーキングだった。有馬川土手道を名来神社方面に向かっていた。中国道の高架下をくぐるとその先の土手道は真夏の日差しが照りつけていた。土手道と東の丘陵地の間を稲田が広がっている。日差しを遮るものは何もない。その光景を目にして日差しの強い土手道を進むことにたじろいだ。
 中国道の高架下を抜けると東に向かって中国道沿いに農道が続いている。農道は丘陵地の中を縫って山中の旧丹波街道に合流している。農道沿いに梅林があり、春先には土手道からピンクの鮮やかな梅林の風景が望めた。日差しの強い土手道を避けて、その農道にコースを取った。
 農道は中国道沿いにしばらく進むと左に折れて山中に向かう。そこからは農道を挟んで左右を覆う樹木のトンネルをつくっている。トンネルの先に明かりが見える。鬱蒼としたトンネルを50ⅿばかり進んだ。トンネルを抜けた先に今は枝ばかりの梅の木の林が迎えてくれた。梅林の手前を農道が山中に向かって続いている。さすがにその道を進むのは断念した。
 いつものコースを外れてチョッピリ冒険心をそそられた散歩道を折り返した。

風情を残す愛宕橋の通行止め2022年09月08日

 早朝ウォーキングのいつものコースで気になる看板を目にした。それは有馬川土手道の折り返し点である名来神社前の愛宕橋に立てられていた。
 橋を渡るのを遮るかのように「車両通行止め」「歩行者の方へ 大雨や河川が増水している時は 安全のため通行をご遠慮ください」という2枚の看板である。それ以上に気がかりだったのは看板の横にラミネートでカバーされた「お知らせチラシ」だった。定期点検で愛宕橋に橋脚の下部に損傷が見つかったとのお知らせである。
 愛宕橋は昭和28年建設のコンクリート橋(RCT桁橋)ながら風情のある橋である。「お知らせチラシ」には「今後の方針は関係機関と協議の上決定する」とある。場合によっては建て替えもありそうだ。9年前にはすぐ北側の木製の名来橋が鋼管に建て替えられた。またひとつ思い入れのある景色がなくならねばよいが。

初めてプロジェクターを購入した2022年09月09日

 今月21日に住宅街の自治会館でキャラバンメイトとして初めて認知症サポーター養成講座を開講する。主催は民生委員の担当地区の地元老人会である。
 キャラバンメイトは年間3回以上の講座開講が求められている。これまでも文化祭等でパワーポイントによる郷土史関連の講座を開講してきた。その際には自治会所有のプロジェクターを借りてパワーポイント・データを投影していた。今後の養成講座の頻度を考えれば自前のプロジェクターが欠かせないと思った。
 ネットで調べると1.5万円程度の安価な家庭用プロジェクタ―が普及している。ただパワーポイント活用のセミナー等での使用には不向きなようだ。結局、家庭用プロジェクタ―ながらパワーポイント活用も可能な2.5万円の機種を選択した。選択したのは「FunLogy Plus2」という商品だった。FunLogyのカスタマーサポートの次のようなコメントが決め手になった。
 「パワーポイント等のビジネス用のプジェクターは、文字やグラフを鮮明に投影する必要が出てきますので、高い解像度が必要です。FunLogy Plus2は、解像度がフルHDとなりますので、文字やグラフを鮮明に投影することが可能ですので、ご案内させていただきました」。
 7月25日にネット注文したが、その機種は人気商品のようで入荷がおいついていないとのことで、ようやく9月7日に届いた。早速、開封しノートPCと接続しパワーポイントデータの投影を試みた。取扱説明書の内容が大雑把で初期設定に戸惑ったが、何とか投影できた。ひとまず安堵した。

スマートウォッチの画面表示が消えた2022年09月10日

 使用中のスマートウォッチの調子が悪い。最も頼りにしている歩数カウントが実際の歩数より少なくカウントされ正確さを欠いてきた。やむなくスマホのヘルスケアの中にある歩数カウントを目安にしてしのいでいた。ところが最近になってウォッチの画面表示自体が頻繁に表示されなくなった。ここまでくれば”万事休す”である。買換えを決意した。
 今やスマートウォッチの普及はめざましい。知人たちの着用もしばしば目にする。先日は80代半ばの元民生委員の女性が着用しているのをみてここまで普及しているのかと驚いた。
 そんな普及ぶりを反映してか、ネット検索してもスマートウォッチのアイテムは途方もなく多い。機能も買換えの度にアップスケールしているようだ。こうなればあれこれ考えても始まらない。口コミ評価の星印と評価数を目安に3千円程度の機種をエイ、ヤーッで選択した。発注後2日で商品がポスティングされていた。