墓参と下村のきざみ穴子弁当2022年10月01日

 9月の最終日にようやくお彼岸の墓参に出かけた。朝10時過ぎに姫路名古山霊園の墓前に着いた。8月のお盆にお参りしたばかりである。雑草は殆んどなく、墓石を洗うことをメインに短時間で掃除だった。お参りを済ませていつものように三宅の実家跡近くのお肉屋さんに向かった。弟宅やご近所さんへのお土産用のコロッケをタップリ購入した。
 バイパス出口の大渋滞に巻き込まれ11時半の訪問予定から30分ばかり遅れて加古川の弟宅に到着した。仏壇に手を合わせた後、すぐに弟夫婦と昼食懇談となった。地元・東加古川の下村のアナゴ弁当が弟の奥さん用意のお吸い物、お漬物が添えられていた。お弁当は1年前にとても美味しく味わった「きざみ穴子と錦糸玉子のお弁当」だった。店頭販売では1500円だが予約注文だと1300円になる。ボリュウムたっぷりで一人では食べきれない。家内とシェしてもう一つは夕食用に持ち帰った。
 歓談冒頭で墓参りの頻度について相談した。現在、正月、お盆、春秋の彼岸、父母の祥月命日の年6回を弟宅と分担してお参りしている。ところが弟のパーキンソン症状の進行で車の免許返上後は年3回の墓参を奥さんひとりが電車とバスを乗り継いでこなしている。我が家も年3回西宮から1時間15分程かけて車でお参りしているが専ら運転役を担当している家内も緒距離の運転が負担になりだした。そんな事情から2回のお彼岸とお盆の3回にしてはどうかと提案した。真夏のお盆と9月のお彼岸には今まで通り我が家が墓参後に弟宅を訪ねて会食し、春のお彼岸だけは弟の奥さんにお願いする。自分ではお参りできない弟も気になっていたようで了解した。
 傍らのテレビではエンゼルすの大谷投手の目を見張る快投ぶりが続いていた。8回無失点で降板が告げられたのを潮に弟宅での昼食歓談を終えて辞去した。

三つの会議に追われた多忙な一日2022年10月02日

 一日に三つの会議に追われた多忙な一日を過ごした。
 午後1時半からはコミセンで地区社協の役員会があった。私からは「枠組みを転換した交流拠点づくりのその後の進捗」「文化祭で私が講師を務める認知症サポーター養成講座の告知」「地区社協の託児ボランティアという新たな活動の確認」等の報告を行った。
 3時前に終了したコミセンでの役員会を終えて、隣接する自治会館に向かった。地域の5団体で開催した三世代交流グラウンドゴルフ大会」の反省会が待っていた。今回の開催の反省点を確認しながら次年度のより強化した形での開催が確認され、4時半に終えた。
 一旦自宅に戻り、夕食を済ませて6時からの自治会主催の11月の文化祭の出演者・出品者による打合せ会に参加した。コロナ禍で2年間中止となった文化祭が3年ぶりに開催される。事前に申し込んでいた出演希望日時をもとに自治会事務局がプログラム案を作成していた。私の「認知症サポーター養成講座」は初日の開会直後に開催が予定されていた。大勢の参加者の意見を吸収しながら7時には打ち合わせ会を終えた。

新興スーパー”ロピア”の底力2022年10月03日

 10日ほど前に神戸市北区近くの三田市内に「ロピア」という馴染みの薄いスーパーがオープンした。スーパーの開店情報とオープンセールに目がない家内はご近所さんたちと早速出かけた。品揃えや価格やセールの仕方が結構お気に入りだったようだ。その後頻繁にその店にお出かけしている。流通業に身を置いた立場からも気になっていた。昼食の献立に迷っていた家内から声を掛けられ、初めて「ロピア」に一緒に出掛けた。
 平日のお昼前ながら駐車場はほぼ埋め尽くされていた。ロピアの看板に並んで「ダイソー」の看板が目につく。出口と分けられた入口から入店すると立体的で迫力のある総菜売り場が目に飛び込んできた。総菜弁当もいかにも食欲をそそるボリュウム感のある陳列である。
 レジ精算者ごとに400円の割引クーポンが使えるとあって私も買い物かごを持たされた。プルコギ・キンパと海鮮チラシをカゴに入れた。家内もお目立てのチラシ商材を調達している。買い物客で混雑する店内奥の広大な一角をダイソーの売り場が占めている。
 既存のスーパーにない斬新さが随所に籠められた売り場展開である。帰宅後にあらためてネットで「ロピア」を検索した。次のようなメッセージがあった。「ロピアは各売場のチーフが自ら買付を行い、販売価格を決定する事業部制を採用。精肉・鮮魚・青果・食品・惣菜の各部門のチーフが長を務め、主体的に地域にあった事業を展開しています」。
 ハタと合点がついた。自主判断に支えられた現場主義である。共生型地域交流拠点づくりで辿り着いた自主活動グループによるワクワク感のある現場主義の拠点づくりと同じ底流の思考なのだろう。

健康ポイント事業の1年間のデータ推移2022年10月04日

 昨年9月から市の健康ポイント事業に参加した。以来、最寄りのヘルスケアステーションのコープの店でで毎月、体組成計測定を行ってきた。
 その結果、私の手元には12枚の体組成計の結果を出力したデータが残された。思いついて、昨年10月と今年9月の2枚のデータ比較をしてみた。1年間の総合的な健康のバロメーターが把握するためだ。
 点検結果の1年間の推移は、殆どの指数で悪化している。体重は61.6Kgと標準枠ないながら0.8Kgの増加である。体脂肪率は26.3%と標準枠を超え、1.6%アップした。逆に筋肉量は43Kgto標準枠を下回り0.4Kg減少した。体脂肪率と筋肉量による総合的な体型判定は、標準値から軽肥満にランクダウンした。
 BMIは22.6から22.9に、基礎代謝量も1227kcalからl1219kcalにわずかながら悪化し、内臓脂肪レベルは12と横ばいだった。歩行力ともいうべき脚部筋肉量点数は、87から81に減少し「やや低い」という判定だった。歩く力のデータ上の衰えは、毎日1万歩以上を歩いているという自負する身には不本意な結果というほかはない。

プロジェクタ―・スタンドの購入2022年10月05日

 半月ほど前にキャラバンメイトとして初めて認知症サポーター養成講座を開講した。地元老人会の15名の会員対象の小規模な講座だった。自分なりにパワーポイントで創意を凝らして作成したたデータのプロジェクターによる講座である。
 リタイヤ後、地域活動に関わって15年を迎える。民生委員も15年目を迎え今年11月末には退任する。地区社協会長も6年を超えた。セカンドライフの終盤を迎え多くの役割の幕引きを考える時期を迎えている。
 そんな中で元気である限り継続したいテーマが、認知症の地域支援である。地区社協でも早くから訴えてきた課題であり、認知症サポートべんり帳地区版の発行、認知症カフェの立上げ等では主要な役割を担った。その延長線上での認知症サポーター養成講座の講師資格であるキャラバンメイトだった。
 それだけに講座開催に向けて万全の環境を整えたいと思った。前回の老人会主催の講座を前にプロジェクターを購入した。これで従来の自治会所有プロジェクタ―がうまく投影できるかという不安から解放された。また来月3日の文化の日には自治会主催の文化祭で40人定員の養成講座を予定している。これに向けてプロジェクタ―・スタンド(3,480円)を購入した。3段階の高さ調節が可能な三脚にプロジェクターを乗せるトレーが付いている。これで従来の高さ調節ができない長机の上で本等で微調整するという煩わしさはなくなった。
 現在、民生委員の高齢者実態調査を行っている。認知症の不安を抱える皆さんにこの講座案内をしている。果たしてどれだけの受講者があるだろう。

最後の民生委員の高齢者実態把握調査を終えた2022年10月06日

 9月末から10月初めにかけて集中的に民生委員の高齢者実態把握調査を実施した。15年間に渡って担当してきた15回目の最後の調査である。調査を通じて地域の高齢化の進行の実態をまざまざと実感した。
 初めて担当した2007年は65才以上の173名、118世帯が対象だった。分譲を終えた担当地区は高齢化が進み2015年には304人、192世帯にまで対象者が膨らんだ。2016年から対象者が70歳以上に圧縮されたことから、新たに65歳になった方から対象外とするとい移行措置を講じた。その結果2020年迄は新規対象者はなく死亡や転出による漸減が続き、265人、167世帯にまで減少した。2021年以降は70才が新規対象者となり増加に転じ今回調査では287人、187世帯に増加した。
 年を重ねるごとにお訪ねし言葉を交わす時間も増えた。団塊世代が65歳を超えた頃からは、リタイヤされたご主人と玄関先で会話する機会も増えた。そうした会話での地域の繋がりづくりの話題が”ちょい呑みオヤジ会”の発足に繋がった。他方で多くの方をお見送りした。毎年親しくご夫婦で雑談していたあるご主人の死亡直後の訪問時には乞われて仏前にお参りさせて頂くという役職を超えた繋がりがあった。今回の訪問では、「今年で民生委員を卒業します」との言葉を添えた。多くの皆さんから労いと感謝の言葉を掛けて頂いた。
 民生委員活動を通じて地区社協の多くの課題や活動のヒントを得たことも多い。認知症の方の行方不明や孤独死といった民生委員に関わる事案が相次いでいる。今後そうした事案が増えることは必至である。今更ながら民生委員という役職の重さを想った。

住宅街の孤独死情報2022年10月07日

 住宅街でまた90代女性の孤独死があった。私が知る限り3件目である。独り住まいのお年寄りが年々増えている。コロナ禍でご近所付き合い等の地域の繋がりが希薄化している。高齢化の進行とも相まって現状のままでは孤独死の増加は避けがたい。孤独死の対応について整理してみた。
 まず孤独死回避のための方策が必要だ。第一に自力で回避する環境づくりがある。緊急時に簡単にSOSを発信し救助を求められる仕組みである市の「見守りホットライン」の加入を勧めたい。ただNTTの固定電話回線利用が条件であるという難点がある。
 次に地域の様々な見守り活動による対応がある。民生委員の秋の高齢者実態把握調査は独居高齢者の直接的な情報把握活動である。自治会活動には回覧板、ゴミステーション当番の引継ぎ、会費徴収等の見守りの機会がある。地区社協には偶数月ごとの広報紙の全戸配布や秋の敬老お祝訪問などがある。コープこうべも地域見守り活動に積極的である。個配、配食サービス(まいくる)等の個別訪問を通じて不審情報の把握に留意している。その他、市の「協力事業者による高齢者見守り事業」もあり、新聞販売店、宅配業者、コンビニの宅配等と連携している。
 問題は見守りで異変に気付いた時にどう対応するかという点である。市のHPでは民生委員等の見守りと地域包括支援センターによる支援活動が記載されている。地域住民の場合であれば、まず担当地区の民生委員に連絡し、民生委員から地域包括に伝え、地域包括が警察や消防署(救急車)と連携して支援活動に入るという手順が想定される。
 残念ながら、以上のような孤独死回避や異変の把握と発信の手順は関係者に周知されているとは言い難い。当面、自治会、民生委員、地区社協のそれぞれにおいて上記手順の徹底が望まれる。

大変だ!コープの店が退店する・・・2022年10月08日

 コープこうべ西宮北が閉店する。10月3日から店内告知が始まり公になった。事前にコープと地域関係者との話し合いが持たれ、地区社協として 懇談の機会があった。
 コープこうべは地域にとって店頭での商品購入以外にも様々な関りがある。商品購入では個人宅配(めーむ)、カタログ商品の店頭受取(めーむひろば)、共同購入、配達弁当(まいくる)、移動店舗がある。その他、地域住民によるコープ活動の学習・実践のコープ委員会、地域住民の自主的なサークル活動(コープサークル)などもある。また月一回の認知症カフェ「にこにこ丸山カフェ)の会場もコープの組合員集会室である。また市の健康ポイント事業のヘルスケアステーションの設置場所でもある。
 個人的にもかつてコープ委員を経験したり、コープサークルの代表者との交流があること、何よりも認知症カフェの立上げに関わった立場から会場がなくなることは重大な関心を寄せている。
 地区社協の立場からは、退店による買物の不便さを店頭販売以外の販売形態の見直しでどうカバーできるかが課題である。めーむひろばの引渡し場所については近隣でメドが付いたようだ。従来お店で担当してもらった敬老お祝訪問のお祝い品のパックと熨斗掛けは他店で引き継いでもらえるようだ。ただ年3回に渡って店頭を提供して貰っていた街頭募金活動の実施は難しい。最大の問題は認知症カフェやコープサークルの代替会場である。この点についてもコープの所管部署で探してもらっているとのこと。
 先日、「新興スーパー”ロピア”の底力」を記事にした。今回はコープこうべの最寄り店の退店の記事である。流通業の盛衰の波が押し寄せている。

久々に有馬川のカワセミを捉えた2022年10月09日

 早朝ウォーキングの終盤をコンビニのモーニングコーヒーで過ごして自宅に向かった。国道176号の新明治橋から有馬川沿いに歩道に入った。中州と川岸の草刈りを終えたばかりの有馬川の見晴らしがよい。
 そんな川面を眺めていた目に豆粒のような鮮やかなブルーが飛び込んできた。久々に目撃したカワセミだった。手前の岸辺の草間に頭を出した丸い石のてっぺんにコバルトブルーの背を向けて佇んでいる。思わずスマホのカメラを向けた。いつもならその気配に素早く飛び去る筈のカワセミが珍しくシャッターに納まった。
 残念ながらIphone8の低画素数のカメラでは、画質は添付画像が精一杯だった。

石山寺門前の”湖舟”の志じみ釜めし2022年10月10日

 三連休の中日に、大津の孫娘・花ちゃん宅を訪ねた。七五三のお祝いを届けるためだった。昼食は、祖父母と両親と孫娘の5人で車で15分程の石山寺門前に向かった。以前一度訪ねたことがある”湖舟”がお目当ての店だった。11時半に事前予約していたお店は注文を済ませた途端に10数人の団体客で満席になった。やはり人気の店のようだ。
 元祖・志じみ釜めしのうなぎ付き(2,250円)を注文した。炊き立ての志じみ釜めしにうなぎのかば焼きと志じみ汁、季節のおばんざい4種、香物が付いている。志じみ釜めしは味わいのある絶品だった。うなぎのかば焼きも何とも言えないこう香ばしさと味わいで美味しく味わった。お土産用に購入した志じみおこわのパックが、帰宅後の夕食を味わい深いものにした。
 食後に石山寺門前のお土産屋さんを散策した。小学1年生になった花ちゃんの後姿を眺めながらしみじみと「大きくなったな~」という感慨がよぎった。ばあちゃんはお土産用にお饅頭を購入し、じいちゃんはほうじ茶とプリンのソフトクリームを購入しみんなで分け合った。
 4時前には自宅に戻り、夫婦のプチ旅行を終えた。