身近に迫る労働力不足の深刻さ2023年05月24日

 今期最初の山口地域活性化推進員会が開催された。新役員紹介、アルクナーレの企画案、コミュニティ交通検討委員会経過等の議事が報告された。
 その中で気になった点がコミュニティバスの試験運行の経過で、事業者が決まらず日程がずれ込む懸念があるとの報告だった。その事情はドライバー不足で予定された事業者の同意が得られないという点にあるようだ。
 2024年問題を来年に控えて物流業界はトラック運転手の時間外規制に向けた対応が迫られている。当面の対策としてドライバー確保に拍車がかかっている。コミュニティバスの事業者は大手のタクシー会社が想定されるがタクシー業界もまた2024年問題の煽りを受けてドライバー不足が深刻化していることは想像に難くない。
 先日の認知症グループホームの運営推進会議でも深刻な介護職の人不足がテーマとなったが、外国人労働者の雇用やIT化の推進が話題になった。
 身近に迫ってきた労働力不足の深刻さを痛感した。